お笑いライブに通っていて思うこと…(東京吉本)

今年もめちゃめちゃライブに通っていて、ぜんぜんnote書く暇が無い
良い事のように見えて、実際は、このnoteを定期的に書いていた頃が1番良い時期だった。あれから色々な芸人が解散し、大阪から東京にたくさんの芸人がやってくることになった

昔は、東京芸人、大阪芸人の区分けなどしていなかった。面白いかどうか、好きかどうか、ただそれだけ。

だが、だんだん吉本のお笑いに通うにつれ、東京NSC出身だとか、大阪何期だとか、そういう知識を得るようになり、東京の人間として、東京NSC出身の芸人を応援しないといけない気持ちになっていった。

その次は、東京に早くから出てきた大阪芸人を応援する。早ければ早いほうが良い、となればいいのだけど、実際の人気は残酷で、少し遅めでもマユリカやロングコートダディ、この春から来るさや香や滝音やビスブラも場合によっては先住した大阪芸人の人気を抜くかもしれない

東京NSC出身の芸人で、今神保町にいるグループはセーフだ、何故なら、「これから上昇する」空気の中にいるからだ。年輩の芸人だとしても、今神保町の中にいるメリットは大きい。令和ロマンがいなくなった後も、この空気はしばらく残る

一方で、ムゲンダイは、危機にある。4月から大阪NSC出身者の割合が増える。増えたと同時に質もぐっと高くなっている、なんといってもプロデューサー能力があったりチャンピオンになっていたりする芸人が加わるのだ

そして、オズワルドという東京NSCのスターが三月末でいなくなった

古い感覚を引きずる者にも勝ち目はある。どの世代のファン、もしくはどの階層のファンを味方につけられるかが鍵になってくる。当然、ひとつの集団だけではなく、複合的なファン層を獲得できればなお良い、十代+オタク気質+中高年デジタル扱える階層、みたいに。女性からも男性からも好かれる、例えばカラタチのように。

SNSを使わないのだとしたら、そうとうな別の能力が必要になる、それはモグライダーの芝さんのようなカリスマ性だったり、ランジャタイのような個性、つまり、吉本っぽさではないものがいる。きっと君はくるさ、大谷健太、歩子くらいしか思い浮かばない・・・、つまり、ものすごく個性が強いなら、ムゲンダイ所属でSNSを使わなくても勝ち目を感じれるくらい、今のムゲンダイは個性が弱い。みんな上品で暴れるようなところが無い。

時代のニーズが個性的、とはいっても集団に溶け込める、和を乱さない没個性を求めているので、これはどうしようもないのかもしれない、例えば、令和ロマンに勝利の歓喜はあまり感じられない、なるべくしてなった鬼才風の努力家、育ちが良い、いまや、東大卒の芸人は増え、国民全体の大卒志向は高く、中卒で芸人している者も、意外と家族は優秀だったりするので成り上がり感も減っている、中には壮絶な人生の者もいるかもしれないが、本当に壮絶な人生の人間は芸人にさえなれない

これからは、ある程度の愛を広域にふりまける人たちが、ある程度までは売れることができるようになるだろう、ある程度までで、それ以上は才能や運が必要だけど、ある程度までは、人に愛される謙虚さや優しさ、SNSのいいね、それができないならSNSでのファンのコメントをちゃんと読んで頭に叩き込んでおく、いざとなったら話題に上げる、ファンを気にしている態度、感謝していると口にする、最初は心が無くても感謝すると言うだけマシ、そしてそれが本当に感謝していると感じられる頃にはある程度のファンがついている事になる、ファンは自分の分身、ファンが自分なら冷たい態度をとれるだろうか? 冷たい態度をとられたら相手はファンでいてくれるものだろうか? そういうことを考えてみた方が良い。何がなんでもファンをたてろ、ということではない、時には断らないといけない、でも、本当に必要な事なのか? よく考えないといけない、もちろんデート商法のようなことは論外だ、若い女の子男の子の金をむしりとってうまくいくわけがない、年輩で金持ちそうだから良いというわけでもない、でも、時にはチェキを売って小銭を稼ぐことをしないといけない芸人もいるだろう、それをどれだけ楽しく客を思って行えるか? 客は自分の分身なのだ、そうしたら、客も自分を分身と思ってくれるようになる…

結局、人格が良くない芸人は売れないか、爆売れしたとしても陰でうんと恨まれることになる

東京吉本の芸人がどれだけ生き残れるのか、今年はよく見ていこうと思う
そして、何か書きたくなったら、書こうと思う