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キングオブコント一回戦に行ってみた

キングオブコント一回戦に行ってみた。

7月8日金曜日の一部と二部朝の11時から夜9時くらいまでで、15分休憩が一時間おきにあり、一部と二部の間に1時間、間があった。

南大塚ホールは、大塚駅の南方向の道を直進して、りそな銀行の横道をはさんだ向かいの階段を上った先にある。うまく説明できない。手前の大きな入口は関係なくて、階段を数段降りたところがホールの入口。検温・受付・当日券の販売がある。

観客は常連が多いらしく、「久しぶり」的なあいさつを交わしていて、自分みたいなシロウトは少なめに感じた。あと、演者が一時的に席に座っているようにも見えた。

電車の遅延があったらしく、出場キャンセルになった人達が何組もいた。理由は電車だけではないと思うけど、出場するだけでかなりパワーがいるのかもしれない。MCキクチウソサカナイさん。

MCのキクチウソツカナイさんは何度もこの仕事をしているみたいで、程よい声のボリュームや手の入れ方で、会場の熱と健康を守っていた。出すぎず、引きすぎず、みたいな。

ネタは2分、十五秒過ぎると警告、更に過ぎると赤ライトか何かで終了になる。今回強制終了は見なかった。

始まってみると、場数を踏んでいるかどうかの差はあるものの、出ている人たちのレベルは全体的に高く感じたので、審査員はどうやって点つけるのだろうと思った。

全部で200?組前後のグループに順位をつけていく、しかも、1組目とラストで10時間くらい時差ができていて、特にラスト近辺にうけが良い人たちがかたまっていて、でも客層も時間ごとに入れ替わっていて・・・。

自分は一部は普通に見ていたものの、二部の後半は睡眠不足だったせいか眠くなってきて、休憩15分は目を閉じていた。でも、面白いネタが多くて本格的に眠くは無く、だんだんトランス状態みたいに「今ここで何してるのか忘れた」状態でネタを見続けていた。

不思議だったのは、出だし横たわっている(寝てる、怪我してる、テレビ見てるなど)、しかもみんな頭は上手(セオリーなの?)、というパターンがすごく多かったことだ。どういうシンクロなんだろう。

女装というものが今では珍しくなく、ボーイズラブを匂わせるとか、男女で付き合っているとか、でも、女同士というパターンは新しくて、友情だと思うけど、よかった。

合格したのは太田プロ、タイタン、ソニーとか、事務所はバラバラで、特にラフィーネという事務所が知らなかったので調べたら、オフィス北野にいた人が作っていた。ひぐま岬。むかしテレビ。

軟水のコンクリート?ネタ(けっこう好き)や金の国のマタニティネタ(自分は苦手)はさすがにうけていて、サンジェルマン(面白い)、ネイチャーバーガー(漫才と全然違ってた)ともに合格していた。

落選となったドッチモドッチは先月「キングオブコントに向けて漫才師がコントをたたくライブ」で見ていたネタで、悪くなかったと思うけど、2分という短さが難だったのかな? 合格して欲しかった。

そういえば、一部の初めの方で漫才をしだした二人がいて、やりたくなる気持ちわかる・・・と思った。たいてい、損得や規則を考えてやらないけど、やる方に傾く人もたまにいる。

帰り際に思ったのは、コントって演技うますぎると演劇みたいになって、面白さが薄れることもあるんだな、ということ。あと、長年来てます、みたいなお客さんたち、あこがれる。