泣く娘
最近、娘が泣く。いや、まぁ前から泣いてるし子どもは泣くものなんだけど、意思を持って泣く。
「私は納得がいかない!」「おかしい!理不尽だ!」
そう訴えるような泣き方をする。
今日はお風呂で体を洗っている最中に僕の足の甲に乗って遊んできたので、「危ないから降りて」と言ったら泣いた。大声を出したわけでも威圧的に言ったわけでもないから、「降りて」と言われたこと自体に娘は納得いってない。
娘としては「パパの足に乗って楽しかったのに、なぜそれをやめろと言うのか!」という気分だったのだろうか。こちらとしては、滑って怪我をしかねない状態だという正当な理由はある。
ただ、僕としてはこういう娘の主張(?)を、ただのわがままだと切り捨てたくはない。
僕も子どもの頃は、子ども目線での大人の理不尽に敏感だった。今になって客観的に考えれば、それらの多くはさほど理不尽でもないのだけど。ただ、自分が納得いかない、理不尽だという気持ち自体を大人の上から目線で無碍にされることは今でも納得いかないし、娘の気持ちは尊重したい。
ただ、それは娘の言うことをなんでも受け入れる、好きにやらせるということを意味しない。その判断が正しい保証はないけど、ダメなものはダメだし、無理なものは無理、できないことはできない。
結果
「うん、嫌だよね。パパの足に乗って遊びたかったよね。楽しかったんだよね。それなのに、降りろって言われたから泣いてるのかな。でも、降りてね。」
という、お前サイコパスか?みたいな声かけをすることになる。
正解は分からない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?