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突撃143号

ロマンこそ変化力の源
委員長集会演説概要 
わが同盟は結党以来あっという間に四半世紀を迎えるにあたりました。
 この二十五年を継続できた力は、成長渇望にあります。
 現在および将来到来するであろう問題を探求し予想しこれを克服してやろうとする変化力と確信しております。
 まさに変化力とはすなわち、変化への願望意志、そして現在過去を白紙に戻してもそれを踏み越えて前進せんとする覚悟に他なりません。一般的には既に発生したものを解決することを指すことが常でありますが、本当の問題とは、今後招来するであろう、ありとあらゆる危険性を事前に予測想定し、
これに対する処置を構築想定し予防線を張るべきものです。
 問題を放置していよいよ手の施せない状態に陥ってからバタバタ慌てても手遅れとなることは必至。
平時の段階であらゆるイメージを駆使して最悪の仮説を立てること=「問題を積極的に作る」ことによって、問題点を明確化具現化しこれを未然に先手解決するものであります。
 このイメージ作りや創造力を作り上げる意欲、意志こそ、ロマンに他ならない。
 崇高な野望。高ければ高いほど現実とのギャップが大きいはず。まさに問題点の高さは自分のロマンの高さを明確に示しているのです。
 逆にロマンがない者は問題点を敢えて探求する気もないし、発生しても正面からこれに向き合い闘う意志もあるはずがない。
 問題を「見ないし、逃げる、隠れる」「俺はこのままでいいのだ」と考えている者にとって、問題は「遭遇してはならない邪魔者」であり「できることなら「一生顔を会わせたくない代物」として隠れるように逃避人生をビクビク過ごすことになるのです。
 だが、時代は常に動いている。明日がどうなるかなど誰も「見たこともない」のです。
 明日を生きるということは即ち未知を進む=成長しなければならないことと同義語と考えれば、生を受けた生物にとって、成長とは生き残りと同義語であることを強烈に認識せねばならないのです!
 どうせ生きるのであれば、高々と崇高なロマンを掲げ、現実との大ギャップにほくそ笑み、「よおし、やってやろう!」と嬉々として自分の人生を堂々と勝利に向かって闘争しようではありませんか!

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