初心者がやりがちな実は輸入転売してはいけない商品一覧
こんにちは、とってぃです。
僕のことを知らない人もいるかと思うので簡単に自己紹介させてください。
本業はIT企業で会社員をしています。
副業でブランド輸入販売と情報発信をしています。
売り上げは年間で5000万円ほどで今年で4期目になります。
元々いろいろな副業をやってきて、失敗してブランド輸入販売に行き着きました。
輸入物販の良いところは、基本的にオンラインで仕入れができて、梱包や発送も自宅からできるので、僕のような長時間残業社畜サラリーマンでも無理せず続けられるところです。
僕はアパレルブランドを中心輸入をしていますが、輸入できる商材はたくさんあります。
需要がある商材を見つけることができれば、サラリーマンをしながらでもそれなりに稼ぐことが出来るので、自分の好きなものや得意なもので輸入できるものがないか調べてみると良いと思います。
さて今回の主題に入ります。
メル○リなどを見ると、まあ結構な数の人が法に触れそうな商材を扱っています。おそらく自覚がないまま仕入れていると思いますが、法律は知らなかったでは済ませられません。
みなさんが輸入して販売しようとしている商材が取り扱って良いものかどうか、このnoteを見てフィルタリングしていただければ幸いです。
販売目的で輸入してはいけないもの一覧
・偽ブランド
・サプリメントを含む医薬品、医療機器
・健康器具、美容機器、美容雑貨
・化粧品
・食品
・食器
・お酒
・タバコ
・幼児用6歳以下の洋服・おもちゃ
・家電製品
偽ブランド
言われなくても知ってるわ！と思うかもしれませんが、偽物を扱うストアから仕入れてしまうと、自分では意識していなくても犯罪行為を行なっている可能性があります。偽物を販売すると商標法、不正競争防止法違反で刑事事件として摘発されます。
仕入れをする際は正規品を扱うストアか念入りに調べましょう！
オンラインで買う場合は、下記のようなURLチェックサイトを使うと怪しいサイトは割と省けます。
SecURL(セキュアール)
https://securl.nu/
ブランドものであれば初回仕入れは真贋調査に出すとリスクは抑えられます。
実は僕は一回だけ詐欺サイトからパチモンを仕入れて税関から呼び出しをくらったことがあります。サイトに載っている写真は本物だったのに、送られてきたのは偽物でした。その時はお咎めなしに終わりましたが、関税法では「商標権を侵害する物品」を輸入してはならないと規定され、これに違反した場合にも10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金を課されることになります。マジで気をつけましょう。
ちなみに仕入れた商品はNEW ERAのキャップで送られてきたのはツバに貼られているシールのロゴがNEW EROになっていました。まあ気付きますよね笑
samurai ELOくらい露骨です。なんでもないです。
医薬品、医療機器
医薬品、医療品は薬機法の対象となるため認可が必要になります。
医薬品、医療品は問題があるのは一目瞭然ですが、気をつけて欲しいのはサプリメントとかマッサージ機とか一見大丈夫そうに見えるやつですね。
サプリメントは医薬成分が入っていると医療品にとしてみなされる可能性がありますし、医療品としてみなされない場合は食品としてみなされます。後述しますが食品だとしてもいろいろと面倒です。
マッサージ機は医療機器として扱われる可能性があるので、輸入販売する場合はお役所に該当するか確認した方が良いです。しょぼい中国製のやつとかでも該当する可能性ありなので手を出さないのが無難です。
健康器具、美容機器、美容雑貨
こちらも薬機法の対象となる可能性があります。
このジャンルを扱う場合も、輸入販売したいものが対象に該当するかどうかをお役所に確認を取った方が良いです。
美顔器とか健康器具とかはほとんどが家庭用医療機器に分類されます。
家庭用は個人輸入はOKですが商用は許可が必要です。
ちなみにマッサージ機はいらなくなってもメ○カリとかで売っちゃダメだとか。
化粧品
出ました、メ○カリで最も無法地帯なジャンルの一つです(ﾆｯｺﾘ
許可なく輸入した化粧品を販売した場合は薬機法違反です。
大量入荷！昨日届いたばかりの韓国で大人気のコスメです☆
ハワイで買い付けてきた新発売の化粧品です♡
とかばっかりですよね。
化粧品は個人輸入はOKです。
個人輸入した化粧品は輸入者本人のみが使用できます。
自分以外の人に渡したり、販売してはダメです。
てめーが勝手に輸入して、てめーが勝手に健康被害受けるならご自由にどうぞというのが国のスタンスです。
無許可で販売して、購入者が健康被害を受けた場合は民事・刑事どちらでも罰せられて人生詰むので、マジでやめた方が良いです。
ちなみに正規で輸入化粧品を販売するとなると化粧品製造業と化粧品製造販売業の許可を取る必要があります。資格要件に大学等で薬学or化学の専門課程を修了することなどの厳しい要件がありますし、実地調査もあるので個人で取得するには無理ゲーです。
僕は一応資格要件を満たしているので取ろうとしましたが、副業レベルで手を出すものではないと判断してやめましたw
あと基本的に肌に触れる系のものはだいたい化粧品に分類されるのでリップとか日焼け止めとかもダメです。よくクレ◯トとかの歯磨き粉も大量に売ってる人がいますが化粧品に該当しますからね。
化粧品はマジでやめとけ。
食品
これも無法地帯なジャンルです。(☝ ՞ਊ ՞)☝ｳｪｲ
食品は輸入時に食品衛生法に則って届け出と検疫が必要になります。
食品も自分で消費するならOKですが販売目的はダメです。
海外旅行に行った時に食べたお菓子が忘れられなくて、個人で輸入してみて余計な分をメルカ○で売ろうという気持ちは良く分かりますがダメです。
僕も一回やろうとしたことがありますw
利益が取れることに味を占めてメルカ○で大量に販売している人は、本人のためにも早く垢BANされて欲しいと毎晩お星さまにお願いをしている今日この頃です。
食品で怖いのはアレルギーです。海外では食料品の規制が日本より緩いところなんてたくさんあります。日本では普通入れないようなものが入ってたりして、購入した人が外国語で書かれた成分表をちゃんと見ないで食べてアナフィラキシーショックで亡くなってしまう可能性も無きにしも非ずです。商売にしたいなら正規ルートでちゃんとやった方が良いです。
一個人がお土産でいっぱい買ってきて余ってしまったから○ルカリで処分するのは、グレーです。○ルカリとしては要らなくなったものを処分する場なのでということでお茶を濁しています。
ハワイでホ○ルルクッキー爆買いして帰国した瞬間に一個も食べたくなくなることなんて人によってはあるかもしれない。知らんけど。
あまりうるさいことは言いませんが、リスクを理解して売ってくださいね。
食器
こちらも実は食品衛生法の規制を受けます。
輸入には届け出と検疫が必要になります。
口に入る可能性のあるものはだいたい食品衛生法の縛りがあります。
あなたが輸入しようとしている商品は人が口に触れそうかどうか想像してみてください。
食器というとロイヤルコペンハーゲン、ウェッジウッド、マイセンなどアンティーク食器転売に手を出している方もそこそこいるのではないでしょうか？
そんなnoteをチラッと見たことがあるような、ないような。
買ったことないので内容とか知らないですが、たぶんここら辺書いてないかと。
以下、想定問答
転：いや、これは観賞用として輸入しているのだよ。とってぃくん。
と：観賞用かどうかは検疫所が判断するのだが、確認書は提出しているのかね？転売ヤーくん。
転：ぐぬぬ
個人で楽しむために輸入するのはOKだけど、商売でそういうことしちゃだめダゾ！教える方も知ってるのか、そもそも知らないのか。。
ちなみに個人輸入でも一回で食品や添加物、器具、容器包装及び乳幼児を対象とするおもちゃの合計が10kgを超えると厚生労働省に輸入届出が必要になります。
お酒
これはヤ○オクが多いイメージ。
商売にするには酒類販売業免許の許可がないと販売できません。
個人所有のお酒を処分するのはOKです。
村尾、森伊蔵、魔王とかはよく転売されますね。
ウイスキーだと山崎とか響とか。
そもそも希少なので商売として成り立たせるには難しいと思いますが、ウイスキー投資とか言って大量に買い込んでいる人がいたら、やめておいた方が良いです。
どこからが商売に該当するかはお役所の気分次第なので、手を出さないのが無難です。
まあ、たまたま手に入れて自分じゃ飲まないから売っちゃおーってのは良いんじゃないですかね。
JALとかANAに乗ったら、たまたま機内販売してゲットしちゃったというのはよくある話ですよね。知らんけど。
免税店とかでたまたま買って帰国した瞬間、いらなくなることもよくある話です。
あまりうるさいことは言いませんが、さじ加減を間違えないようにね。
タバコ
たばこ事業法で許可がないと輸入も販売できません。
海外や免税店でタバコ買って転売するような人はいないと思いますが、いたらやめましょうw海外行く時に友達に頼まれて買ってくるのはよくありますが厳密に言えばダメです。まあ個人のさじ加減でw
少し前から普及してきた電子タバコはどうなるのか？
一時期アイコス転売が流行りました。
知人にアイコス転売だけでフェラーリ買った猛者がいましたね。
税金払えなくて売っぱらったそうですが。
それはさておき、電子タバコは規制の対象外なのでセーフとのことです。
歴史が浅いので、今後規制になる可能性はあります。
ちなみにアイコス転売で逮捕者が出たというニュースがありましたが、それは偽造クーポンとかを使用して買い集めた不正行為が逮捕原因とのことです。
幼児用の洋服・おもちゃ
輸入時に食品衛生法、販売時に電気用品安全法、電波法、有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(家庭用品規制法)等で規制されます。
幼児は何でも口に入れるので輸入時に食品衛生法、電動駆動したりラジコンみたいなものもあるので電気用品安全法・電波法、防縮防しわ加工などで使われるホルムアルデヒドは皮膚刺激性が強いため家庭用品規制法で規制があります。
子供服・おもちゃ転売は儲かるというのをよく見ますが、子供は大人に比べてデリケートなのでいろいろと注意が必要です。なのでいろいろ規制が入っています。海外では規制が緩いところがあるので、日本では規制されている物質が使われていることも多々あります。儲かるかも知れませんが割とリスクが高いかと。それに販売時にいちいち有害物質の検査とか大変です。副業向きではないですね。
家電製品
電気用品安全法、食品衛生法、家庭用品品質表示法、電波法、電波通信事業法、薬機法、家電リサイクル法、資源有効利用活用法などなど
品目によっていろいろなので輸入したいものに関して細かく調べた方が良いです。
物によって色々ですが、結構ハードルは高いので副業向きではないと思います。極めたい方はやってみると結構面白いと思いますが、超えるべきハードルは多いです。
昔、ドローンを輸入しようとしましたが電波法とかリチウムイオン電池の取り扱いが難しくて断念しました。
日本の基準を突破するには、発売元といろいろやりとりして改良しないといけないので単純転売向きではなかったですね。
アマ○ンとかメル○リで安く転がっているのは、ここら辺をクリアしないで売ってるのでヤバいやつです。
PL法について
最近はアパレル界隈で活動しているんですが、あまり発信している人がいないので一応書いておきます。
たぶん中学校くらい(小学生？？)に公民で製造物責任法(PL法)を習ったと思います。
簡単に言うと製造物に欠陥があって消費者が被害にあったときは、消費者は製造者に損害賠償金を請求できると言う法律です。まあ、消費者からしたら当たり前の権利ですよね。
別に自分が作っている訳じゃないから関係ないよと思っていませんか？
輸入品においては輸入者が製造者と同等の責任を負う必要があり、輸入品に欠陥があり消費者に被害があった場合に賠償責任があります。
知っていましたか？
例えばアパレルだと、装飾で付いているスパンコールが割れていて、着るときにパックリ皮膚が切れちゃった！なんてことはあり得ることです。
この場合、検品を怠った自分の責任なので損害賠償を請求される可能性があります。
商材によってはリスクが高いものもあるので、その場合はPL保険に入ることも検討した方が良いです。個人で入ると高いので、商工会議所に加入してそこで紹介してもらうことをオススメします。
ちなみに僕は扱っている商材としては、そこまでリスクはないかつ自分の見える範囲で検品等を実施しているのでまだ加入していませんが、規模が大きくなって自分が見切れなくなったら加入すると思います。
最後に
ぶっちゃけ転売って法律ガン無視すれば楽勝に稼げます。正規ルートで販売している人よりコストかからないので。
SNSには法律ガン無視の人がちらほらいます。そもそも知らないのか意図的に隠しているのかは知りませんが。情報商材を買っても実践するときは必ず問題ないか自分で確認した方が良いです。法を犯したら知らなかったでは済まされません。無免許運転で捕まった人で、知らなかったって言ったらお咎めなしになったという人を聞いたことがあります？
ないですよね。
SNSでは稼ぐことにフォーカスされがちですが、今回紹介したようなリスクを回避する守備力は必ず必要です。自分がやってることのリスクを理解した上で思いっきり稼いでください！
以上、初心者がやりがちな実は輸入転売してはいけない商品一覧こと輸入販売での守備力を上げるためのnoteでした〜
感想をツイートしていただけると今後の励みになります。
好評であれば次も違うネタで書こうと思います。
ありがとうございました〜
※まだまだ未熟者なので内容に関してご指摘等あればDMにてご連絡いただければ幸いです。
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