質問の仕方

こんにちは。とっとです。説明会やプレゼンテーションを聞いたとき、何を質問すればいいのだろうと考えたことはありませんか。興味ある分野ならスラスラ質問が出てくるのに、関心のない分野だと何を聞こうと考えてしまいます。今回はどのような質問ができるか考察してみました。質問といっても基本5W1Hでできるので、質問可能な発表を部分的に調査・分類し、どのように5W1Hが使えるのかに注目しました。

以下に発表者がある特定の内容を発表した場合の質問を考えていきたいと思います。

①大きすぎる主語

例「みんな面接対策しているよ」

質問「みんなって誰のことを指しますか」

このように主語が大きい場合、説明に具体性が欠けています。具体的に何・誰を示しているか有効な質問です。


②曖昧な述語

例「好きならもっと愛情を示して」

質問「どのようにすればいいの」

この例は述語が曖昧で、具体性が乏しくどのように示せばいいのかわかりません。そういったとき、具体的な手法を聞く質問が有効です。この例を真似して使うかは自己責任ですが。


③比較対象の省略

例「日本の物価は高いね」

質問「何と比べてそう思うの」

このように、形容詞を使ったとき、基準が人によって曖昧です。比較対象を聞く質問が可能です。


④評価者や基準の省略

例「あいつは社会人としてだめだ」

質問「どのような基準でダメなのですか。誰がダメと評価しましたか

評価する場合は、評価基準がなくては解釈の不一致が起こります。ダメという基準はどのような定義に基づいて言われた言葉なのか質問可能です。


⑤具体性の欠如

例「もっと自由になりたい」

質問「自由って具体的に何をどうする状態なの」「どうやって自由になるの」

説明に具体性やプロセスが省略されています。具体的な名詞の意味、それにたどり着くまでのプロセスなど質問可能です。


⑥全否定

例「私はESが書けません」

質問「もしできたとしたら」「できない原因は何」

~ができないという構文がでたら、もしできたらどうするのかという仮定の質問と原因を探る質問が有効です。


⑦必要性

例「就活生は英語の勉強をやめるべき」

質問「もしそうしないとどうなる」

~すべきだ。~ねばならない。と言っていたら、もししなかった場合の効果を尋ねる質問が可能です。


⑧前提

例「最近の就活生はやる気がない」

質問「どうしてそう思うのか」「何がそう思わせたたのか」

発言に何かの前提が隠されている場合があるので、その前提を質問することが可能です。


⑨X→Yの理由

例「企業からメールが来ないということは、お祈りされているんだ」

質問「どうしてそう思うの」「なぜメールの返信の有無がお祈りを意味すると分かるの」

「XはYである。」ということを聞くとなぜそう思うのか。考えた理由は何かが質問可能です。


⑩因果

例「面接が通らないのは自己分析不足のせい」

質問「どうして、自己分析不足が面接に通らない原因になるの」

AなのはBのせいだ。という因果の内容を聞いたとき、原因の理由を聞くことが質問可能です。


⑪憶測

例「面接は通過するに違いない。」

質問「いったいどうしてそれがわかるの」

憶測でモノを語っている人がいたら、その理由を質問することが可能です。


今回は①大きすぎる主語②曖昧な述語③比較対象の省略④評価者や基準の省略⑤具体性の欠如⑥全否定⑦必要性⑧前提⑨X→Yの理由⑩因果⑪憶測を用いて話している人に対しての質問の手法を述べました。

まとめてみた総評とすると、言葉を曖昧な表現していて情報が削除されている場合、情報が一般化されている場合、情報が歪曲している場合に質問が有効であるとわかります。私は質問に困ったら、これを思い出して5W1Hで質問しようと思います。読者の皆さんも困ったら、これを思い出して活用してください。

ここまで見てくれて、ありがとうございました。

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