飲酒後何時間経てば運転できるか
こんにちは。とっとです。最近気になったことがあったので調べてみました。それは「お酒を飲んで何時間経てば運転できるのか?」という疑問です。その疑問を解消しようと今日はそれを徹底的に調べてみました。
アルコールの分解速度は、1932年にドイツの法医学者ウィドマークさんが考案した「ヴィドマーク法」によって導き出されます。昔に考案した式ですが、この式は現在でも日本警察が捜査で用いている信憑性の高い数式となっています。
ウィンドマーク法------------------------------
①A(アルコール量g)=飲酒量ml ×アルコール濃度%/100 × 0.792
②(体内アルコール濃度mg/ml)=A(アルコール量g)/体重kg×α(個人のアルコールの強さ)
(α=弱い0.60~強い0.96)
③Ct(t時間後の体内アルコール濃度mg/ml)=C-β(アルコール減少率)× t
(β=弱い0.11~強い0.19)
----------------------------------------------
上記の式より、アルコール分解速度が導き出されます。具体的に計算すると
⑴ 50kgの人がビール350mlを1本飲んだ場合
→ 約2時間50分
⑵ 60kgの人がワイン120mlを2杯飲んだ場合
→約3時間50分
⑶ 70kgの人がビール500mlを2本飲んだ場合
→ 約5時間40分
のように計算できます。これより、アルコール分解速度は体重とアルコール摂取量に関係することがわかります。
「アルコール飲んだ後に運転するとき何時間あけることが必要か」の問いに対しては、飲んだ量と体重によって変わるが適切な回答です。上記の式を使えば概算できるのでぜひしてみてください。計算が苦手な方はアルコールを分解速度を計算してくれるスマートフォンアプリもあるので、そちらの利用も効果的です。
この式を見て思ったのですが、アルコール分解速度の変数に体重があります。お太りになっている方ほどアルコール分解速度が速いということがわかります。60[kg]と120[kg]のヒトではアルコール分解速度が2倍違います。
ということなので、実際の飲み会でみんなが喜べる方法を提案するとしたら、お太りになっている方にアルコールを序盤だけ少量飲んでもらい、速攻で分解させ、帰り道運転してもらうのが適材適所の最適解だと思いました。(あくまでも式から導き出された客観的な考察です。)
ここまで読んでくれてありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?