頭にすーっと入ってくる声

こんにちは。とっとです。学会などの発表の多い理系院生であるのに、私はプレゼンや口頭発表みたいな声を出して物事を伝達することが苦手です。具体的には、発表の時「えー」という口癖が出てしまう。相手の理解度を無視して話す、間の使い方を意識せず自分本意で話してしまうなどの悪癖があります。

それを改善たいと思い、声に関する本を手にしました。そこで得た知識とGoogle先生に聞いた知識を以下の順で述べていきたいと思います。

1.日本語の基本的な発音 2.「えー」などの口癖の直し方  3.緊張した時の対処法  4.噛まないためのテクニック  5.メリハリ、間の使い方  6.私の考えとこれから行うこと

1.日本語の基本的な発音

日本語の特徴として、全ての音が有声音であることが挙げられます。その為、胸式の浅い呼吸で声帯を軽く震わせるだけで発音することが可能で、日本人は腹式呼吸する必要がありません。しかし、人間が聞きやすい声は全て腹式呼吸から出ます。これらの理由で、日本人は腹式呼吸をする習慣をつけることが大切だと言えます。

2.「えー」などの口癖の直し方

話の途中に「えー」や「あー」などを挟む人が世の中に一定数います。その口癖を治す解決法は、文と文の間の呼吸の時に鼻から息を吸うことです。これだけです。これだけで治ります。騙されたと思って意識して鼻から息を吸うことを実践してみてください。

3.緊張した時の対処法

プレゼンや面接など、緊張して上手く話せなかったというのはよくある話だと思います。そんな時の対処法を書いていきます。まず1つ目は息を深く吐くことです。息を深く吐くことで自然と息を吸えるようになります。この呼吸こそが緊張を和らげる効果を持ちます。息を吐く時に腹式呼吸を意識するとより効果的です。

2つ目は話すとき下あごを下げることです。好印象に見せようと口角を上げて話しているときに最も重要です。口角を上げて話すと、口の周りの筋肉が緊張してしまい、発音が不明瞭になってしまう事があります。そういった時こそ意識して下あごを下げて下さい。下あごを下げることによって、息が出しやすくなり、よく共鳴して、いい声を出すことができます。

4.噛まないためのテクニック

文章を読む時、噛んでしまうことがあると思います。その回数を一回でも減らすために、このトピックを取り上げました。そのやり方は簡単で、話すときフレーズを細かく切ることです。例えば、「なまむぎなまごめなまたまご」という時、「なまむぎ、なまごめ、なまたまご」の様にフレーズを細かく切ることで噛む回数を減らすことが出来ます。噛みやすい単語はフレーズに切る手法を使うのが効果的です。

5.メリハリ、間の使い方

物事の重要な部分を的確に表現するには、声の抑揚などの「メリハリ」と「間」が大切です。メリハリと間をどのように構築するかを考えながら、話すことができればいいのですが、なかなか上手いことはいきません。そこで提案する手法は、原稿を作りそこに強調するところ、ゆっくり話すところ、間を取るところ、音量の大小、息継ぎをするところを書き込むことです。そうすることによって、どこでどのように話すかを知ることが出来ます。慣れてくると原稿が無くても、メリハリと間を使いこなせるようになり、聞きやすい声で話せるようになります。

6.私の考えとこれから行うこと

私は、上手い発表をしたいという思いを持ってるわけではありません。私の話を聞いてくれる相手に不快がないように、発音や口癖、その他違和感を無くしノイズを極力減らしたいと思っています。このノイズがない声のことを「頭にすーっと入ってくる声」と定義しました。

私の掲げる目標として

①腹式呼吸を習慣化させる ②口癖を治す ③抑揚の使い方、間の使い方を習慣化させる

これらを順に達成していきたいと思います。具体的にやることは、毎日1,2分くらいで読めるものを相手に伝えることを意識して音読、それを録音し、聞きやすいか検証を行います。そうすることによって、声の改善に努めて行こうと思います。


また、大きな目標である「相手に不快がないような話し方」を習得するにあたって不十分な知識として、相手の理解度に合わせながら話すことがあります。話すとき必ず聞き手がいるので、聞き手が理解できているかどうかに応じて話す速度を変える。また、どのようにして相手が会話を理解しているか見分けるか知ることが必要になってくると思います。これらが私の知りたい知識で、この知識は心理学か脳科学の分野にヒントがあるのかなと漠然と考えています。

今回は、声について書いていきました。ここまで読んでくれてありがとうございます。しばらくは新しい本を読むのをやめて、読みっぱなしの本をどんどんノートを書いて行こうと思います。

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