2020年社長のお暇。事業環境激震の巻

みなさまいかがお過ごしでしょうか？

最近プライベートが充実しすぎてSNSに低浮上なとっとこランサー(@tottokolancer )です。

2020年は事業をやっている人にとって激震の年ですよね。もちろん全ての業界が業績低下しているわけではなく、景気の良い分野も存在していますが…。

私の会社は現在2期目で、1人で法人を運営しています。まぁ、平たく言えば節税のために作った会社ですね。

で本題です。

私は先日こんなnoteを書きました。

単月1,000万円の売上が飛んで97％減になったときのキモチ

うちの会社は今年の1-2月にかねてより目標にしていた月商1,000万円を達成し、すごく調子がよかったのです。

「どうやってそんなに稼いでいたの？」と疑問に思われそうなので言っちゃいますが、SNS広告です。大体月400-500万円ぐらいの広告費を運用していました。

その広告費を個人のクレジットカードで回してたんですよ。巨額の支払いと入金が自転車操業のように行われていて、それはそれで結構しんどかったなと今では思います。

3月、第一次激震

で3月に事件が起きます。

突然前触れも無く広告アカウントが停止されました。月400-500万円も広告媒体に支払っていたのにですよ？

もちろん私は猛抗議。しかし広告媒体の運営元はテンプレートの返事を繰り返すだけ。正直、なんて無責任なんだと思いましたw

そこから当然「新しくアカウントを作ろう」とか思うわけです。アカウント自体はすんなり作れて、いざ広告を回そうとしました。

しかしなんとクレジットカードの名義がターゲティングされていて、またもや即アカウント停止されてしまいました。

さすがにこれを3回くらいやるとすげぇ絶望感ありましたねwどうやって明日から生きていけばいいんだと。

その後何度も運営元に連絡を入れましたが、自動返信のような返答しかありませんでした。

リスティング広告にチャレンジする

さて3月の第一次激震で売上の97％を失った当社ですが、そりゃもうメンタルはズタボロでした。

ただ「時間は薬」ともいうように、少しずつメンタルも修復されてきたわけです。ただ状況をどうにかしないと会社の未来は無い。

そこで次に取り掛かったのがリスティング広告です。Google検索にPRとか出るアレですね。

これも毎日毎日改善改善の連続で、嫌になるほど広告画面とにらめっこしてました。そりゃあ生活かかってるからね。おかげでやたら詳しくなりましたよ。

で、8月あたりからやっとコツがわかってきて、単月100-150万円くらいの利益は出せそうな展望が見えてきました。

個人的には3月に売上が飛んでから眠りも浅く、常に焦燥感を抱えながら日々過ごしていたので、「やっとか…!」という感じでした。

8月、第二次激震

「よーし、やっと良い数字が出せそう」と思っていた矢先、扱っていた広告主から衝撃的な連絡が入ります。

「コロナの影響により、来期の予算は今年比で60％減になります。件数も厳しく制限かけますし、単価も下げます。運用いただいている広告も今週中に停止してください」

これには正直驚きました。今週中とか言ってますが、その時点ですでに水曜日。つまりあと2日で収益源である広告を停止しろとのこと。

やっとリスティングで収益出せるようになったのに。やっと子どもの笑顔を見ても心が傷まなくて済むと思ったのに。やっとスヤスヤ眠れるようになると思ったのに。

そりゃあ人間ですからね、色々思うところはあるわけです。「コロナだからしょうがないよね」で済まされることではないのです。

ここで私は気付いたんです。「あぁ、広告主から見て都合が良ければ誰でも良かったんだ」と。2年以上大切にお付き合いしてきた広告主からそのような対応をされて初めて気付けました。

それに気付いた途端、この事業を続ける気持ちが1mmも無くなりました。わかりやすくいえば、やってられるか！と。

他社の一方的な指示だけで自社の事業の根幹が崩れてしまう。そんな事業をやってちゃダメだなと痛感しました。

社長のお暇、始めます。

はてさて、こうやって外部要因と環境要因のダブルパンチによって事業を捨てたわけですが、その上で1つわかったことがあります。

それは「やりたくないことをやってちゃダメだな」と。シンプルw

というのも、やりたくないことをやるのってめちゃくちゃエネルギーを消耗するんですよね。わかりやすくいえば下りのエスカレーターを逆走してる感じ。

一時的には良いし、そのほうがお金を稼ぎやすいのも事実です。ただどうしても疑問になってくるんです。

「これって、私は幸せなのか？」
と。

「やりたくないことに人生と精神を消費してそれって幸せなんだろうか？」と。

この2ヶ月くらい悶々と考えていました。私の答えは「NO」。

悶々としてたとか言っちゃいましたが、正確にはやりたいことしかやりませんでした。結果、クルマばっかり触ってましたけどね。

すると不思議なんですけどね、メンタルはめちゃくちゃ調子良くなりました。おそらく1番売上良かったときよりもはるかに。売上全然無くなったのにね。

やっぱりね、私はクルマが好きなんです。もう四六時中考えていたいくらいに。その気持ちを無視しちゃダメだなと。心の健康という意味でも。

せっかくハッキリとした好きなことがあるのに、それを事業にしないなんてもったいないなと思うようになりました。

だからそのために社長のお暇を始めます。好きなことに没頭しながら、次の事業を考えます。実は実現したいアイデアが1つすでにあります。

ただ私、ずっと広告分野で事業をやってきたので、新規事業の立ち上げとかわかんないんです。

そこで周りを見渡してみました。よく考えたら東証一部上場企業で新規事業立ち上げやってた経営者の友人が近くにいるなと。さらにアドバイスをしてくださる方も。

その時、この3年間「やりたくないこと」をやってきた意味もあったんだなと思いました。

しんどいときに

「うええええどうしよう～～～～～！」

と弱音を吐ける大切な友人や奥さんがいる。もうこれだけで私は幸せ者です。

新規事業なんてやれるかわかりませんが、どうせならやってみます。だって後悔しそうだし。ちょうど事業も行き詰まったし。

「あのときが転換点だったよね」

と未来の自分が今を振り返れるように、今はとにかくお暇を取りつつ好きなことをやって、色んなアイデアや疑問にアンテナを張っていきます。

ダラダラと長くなってすいません。お読みいただきありがとうございました！！

とっとこランサー