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お花屋さんへ

皆さんは、花屋に最後に行ったのはいつでしょうか。
僕は子供の頃、ピアノを習っていた。年に1回ある発表会では先生に花束をプレゼントしていたので少なくとも年に1回は花屋を利用していたことになる。
高校3年生でピアノ教室を辞めてからは花束を買うようなことも無くなったので、花屋を利用することはとんと無くなった。

さて、先日、墓参りにしばらく行っていないことを思い出し、時間もあったので墓参りに行くことにした。
その道すがら、花屋でお供え用の花を買おうと店のドアを開けた。

「あの~、2千円くらいの花束を2つ、お願いしたいんですが」と僕。
「はいはい、2千円くらいですねぇ…(と花を選びつつ)え~っと、何かのお祝いですか?」
「(お祝い!?お祝いじゃないんだけど…そうか…花束って言ったら普通はそう思うか…)え、えぇ、まぁ…そんな感じです(でもまぁ、地味な花は好みじゃない祖父母だったからなぁ、まぁいっか)」

と、こうして出来上がった花束は、薄いピンク色の紙に包まれ、さらにはリボンまで巻かれていた。小学生女子児童が想像するメルヘンの世界に登場しそうな花束だった。

たった2千円で、こんな素敵な花束を作り上げるなんて、花屋ってすごいセンスの持ち主なんだなぁと心底驚いた。

しかし、こんなメルヘン花束をお墓に備えるのはマナー違反ではないのだろうかと不安になりながら花束を抱え墓場に向かった。
さすがにピンク色の紙やリボンのままお供えするのは気が引けたので(笑)、包装紙などは取り去って、花だけにした。

次回はきちんと「お墓にお供えするための花を下さい」と言うんだ自分!と心に決めたのであった。


#花屋
#花束
#墓参り


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