モンストグランプリ2024 超会議予選お疲れ様でした(初投稿)

 初めまして、とつかわです。
 ここ2年は"ぺん"ギンズとしてモンストグランプリに出場したり、ぼちぼちスタジアムに取り組んでいます。(「ぺん」はひらがなです、ここ大事。)
 今大会に出場(って言ってもバトルラウンド初戦負けだけどね)してみてどうしても抱えきれないくらいの思いが溢れてしまったので、こうして記事を書くに至りました。長々と自己満みたいにつらつらと書いてるだけなのであんま読む価値はないかもです。しかもだいぶネガネガしてます。それでも読んでくれるという方に最大級の愛を。


1.今大会への意気込み

 今年のグランプリで僕らが掲げた目標は、勿論優勝だった。「やるからには」とかそんなんじゃなくて絶対優勝だった。
 僕個人としての優勝への気持ちはさまざまな要因からであって、1つは去年応援してくれて引き続き応援してくれる人たちを「ああ、応援してよかったな」って思わせたかったし何より友達にかっこいいとこ見せたかった。また、同じくスタジアムをしている他地方の友達に自分の成長を見せたかった、ってのもある。でもそういったこと以上に、「自分が何者かになれる」と思ったからかもしれない。何の取り柄もない自分が初めて本気で打ち込めるものを極限まで極めて、最強の称号が欲しかった。
 そんな気持ちを抱えた中での先日のプロ選手のX上での書き込みは、僕の闘争心を刺激した。「地方予選には戦いたい相手がいない」、だと?
自分たちのレベルが未熟なのは重々承知の上で、ここまで言わせてしまっている現状が悔しくて仕方なかった。ここで僕の「勝ちたい」という気持ちのボルテージは最高潮であった。

2.改めての反省会

 訪れた超会議予選当日。僕らはAブロックのしかも初戦だった。対戦相手は昨年九州でミラノに次ぐ2位という成績を収めた強豪だ。
 まずBO3の初戦火。相手方のヤクモ編成は、自分達の理想タイムよりわずかに速いことはわかっていたため、早撃ちをせず確実に12手を決めに行こうという方針だった。結果から言うと、自分らは8手目の曹丕のイレバンによって順手でSSを打つことが叶わず、ヤクモ12手を決められてしまい負けた。2分14秒。いやはええよ。決めても間に合わねぇじゃん。タイム感としては間に合わなかったが、問題は8手目のイレバン。この時自分は「あ、その角度怖いな」って思ってしまった。言えなかった。自分の発言に責任を持てなかった。弱かった、あの時言ってたらストイックはミスってたかもしれない。最悪だ。
 
自分たちは火で勝てない可能性は高いだろうと踏んでいたので、2戦目の光にすぐさま切り替えようとした。すぐに迎えた、2戦目:猛光の最凶少女。初手の打ち出しはかなり良好だ。4手目までみんな調子が良く素早い打ち出しだった。迎えた5手目、相手はミスった。この瞬間完全に油断した。ちはやのSSが溜まってない、そこには無論気づく。ミューズが2段階目が溜まっている、そして配置は縦で入るのが間違いなく速い。のに見逃した。完全に見逃した。あとから見返した状況からわかるがこの時点で僕たちの勝ちは絶望的になった。ミューズ、ちはやともに配置が悪い。火力の高いレーザーの連発によって僕たちの負けが確定した。気づけなかった。「チームワークに注目!」なんて言わせておいて大したフォローもできなかった。最低のリーダーだ。

 試合が終わった直後、あのプロ選手から「ぺんギンズが上がってくると思ってたのになぁ」と一言。悔しかった。多分人生で一番、今もずっとずっと悔しい。それでも涙が出なかったのは、自分の努力不足故だろう。僕は持ってきた武器を大事な本番で上手く使えなかった。

3.もう1つの負け

 さて僕には憧れる選手が何人かいるが、その中でも殊に尊敬している人物が2人いる。
 1人はSpring選手だ。僕がスタジアムを始めるきっかけとも言える選手で、Leadとしての安定感と信頼感、何よりマイクを持った時の輝きが素敵だった。彼が勝つ姿が僕をスタジアムの世界に招き入れた一つの要因だ。
 2人目はぴよまる選手だ。あの人は勿論勝つことに全力を注いでいた素晴らしい選手だが、その上で"魅せる・楽しませる"プレイングを大事にしていた人であった。例を挙げると2019のこゆきだよね。あれはスタジアムなんて微塵も知らない自分でも興奮させられた。人々を楽しませてこそのe-スポーツだし、コンテンツとして盛り上げるために自分たちがその一端になろうとする姿は素敵だった。

 この"魅せる"プレイングをすることが自分の密かな目標でもあった。自分たちのプレイで見てる人を楽しませたいし、応援してる人たちにも想像以上のものを見せてやりたいな、と。やっぱシンプルに「なにそれ、きも!」ってタイプの賞賛を浴びれた時の気持ちよさって別格じゃないすか、なんて。

 話を戻して、僕たちが負けた後みんなでBブロックの試合を見てた。友達のいるリベリオンは途中ミスがありながらも勝ち上がった。流石。
 
そしてBブロック2戦目、番狂せが起きた。ミラノが負けた。
 あの河童の流れはとんでもなかった、もう神様の仕組んだシナリオみたいだった。あの瞬間会場は揺れ、大きな歓声に幕張メッセの第7ホールは包まれた。これをやりたかった。立ち回りがーとかそんなんじゃなくてこれだけ人の気持ちを揺さぶれる試合がしたかった。到底起こりうることじゃないことはわかりきってるけど。こんなバトルにしてしまった投げやりの彼らにある種嫉妬してしまった。そういうのやりたかったんよほんとに

 直後決勝戦への切り替えのタイミングで、チーム内のコミュニケーションが聞こえる形でのバトルの再放送が差し込まれた。自分の顔を見ると全然楽しそうじゃない。ジェラルドの5手目も光の初手も決まったのに全然嬉しそうじゃない。
 対して投げやりの方々。ミラノ相手に2手目ミスという絶望的な状況、だがめっちゃ楽しそうでニッコニコ。
 うわここか、ここでか、そう思った。全然楽しめてなかった。その時点でもうダメだったんだと。楽しむ心を失い、冷静さを欠き、自分の発言にも責任を持てなかった。完敗と言わざるをえなかった。

4.応援してくれた方達へ

 自分の1つのマインドとして「公平性」を重視する部分があると思う。人がしてくれたことにはその分だけ返さなきゃいけないよね、というのが最たる例だ。

 去年以上に今大会はたくさんの応援がすごく力になったなと改めて思う。改めて本当にありがとうございました。みなさんのおかげで頑張ることができたし、くれた言葉の一つ一つが自分の血肉となって流れてたっていうか、大げさだけれど一緒に戦ってる感覚でもあった。でもそのお返しがちゃんとできなかった。満足いくバトルを、みんなを満足させられるバトルをできなかった。ごめんなさい。(試合後の一言でも真っ先に謝っちまいました、ありがとうが先だよねごめんなさい)

 こんなことを数少ない僕の親友に打ち明けると「自分はぺんギンズとしてあの場にいてくれるだけで泣くほど嬉しかった、それだけの感動を与えられるってすごいことじゃない?」なんて言ってくれた。

 何だよそれ、超嬉しいじゃねぇかよ。もうぐちゃぐちゃになった。望んだ形ではなかったけど自分達の姿を見て感動したという人間がいるという事実が何よりも嬉しかった。この日彼から貰った言葉を僕は一生忘れることはないだろう。それくらい鮮烈なまでに胸を打たれた

5.さいごに

 僕はまだこの世界に飛び込んで日が浅く、まだまだ勉強不足で未熟だ。でも、だからこそ今大会で味わった深い負けの味を、たくさんの興奮と感動と応援とをしっかりと記憶して明日からの成長に繋げたい。願わくばまた同じ4人で今度はもっと高い景色を見てたくさんの人を感動させたい。それが今の僕の夢だ。



チームメンバーの3人、kikiさん、サーバーでお手伝いをしてくれたみんな、そして応援してくれた全ての人に感謝と愛を込めて
                                 とつかわ

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