カンリーの代表が持つ不撓不屈(ふとうふくつ)の精神について
こんにちは。
「店舗経営を支える世界的なインフラを創る」をミッションに掲げる、株式会社カンリー コーポレート担当の友利です。
カンリーに入社して約3年が経ちました。
まだまだですが、入社当初に比べると少し会社の知名度も上がり、当社で働くことに興味を持っていただける方も増えたように感じます。
それと同時に「なんで友利はカンリーに入社したの?」と訊かれることも増えてきたので、本日はそんな話を書いてみたいと思います。
私の略歴
まずは簡単に自己紹介をさせてください。
私はゆとり世代のど真ん中として新卒で銀行に入社し、丸7年在籍しました。
この銀行が少し変わっていて、融資などの銀行業務だけでなく、コーポレートガバナンスの強化支援などを行う部署があり、私はそこで事業企画やIPO(新規上場)支援業務に従事していました。(なので支店経験や融資経験は皆無です)
IPO支援業務には4年目から3年半程携わり、累計で約80社を担当しそのうち17社がご上場されました。
役割としてはザ・モデルでいうところのCS(カスタマーサクセス)に近く、フィールドセールス(新規開拓営業)が受注した案件を引き継ぎ、お客様のご上場まで伴走するというものでした。
カンリーを知ったきっかけ
2019年の春、X(旧Twitter)でこんな投稿を目にします。
投稿主はカンリーCo-CEOの秋山で、プロフィールを見ると私と同世代。
ついでに会社のことも調べてみると、なんと創業1年目。
・・・直感的にマズイと思いました。
◆よく分からない人たちをたくさん株主にして大丈夫?
(毎年事業報告の義務が生じるので、経営をよく知らない人からあれこれ言われて事業に集中できなくなるリスクなどがあります。)
◆渡す株式は、新株なのか、譲渡なのか、しっかり検討できてる?
(新株発行の場合は複雑な会社法務手続きがあり、譲渡の場合も税務の観点から譲渡価格には注意が必要です。また、いずれの場合でも資本政策に重大な支障をきたすリスクがあります。)
◆というか、そもそも金商法のケアできてる?
(50名以上を対象として株式の取得勧誘をする場合は規制がかかります。)
一瞬にして上記のような不安が頭をよぎります。
◆でも同世代の経営者は応援したいし、なんか放っておけないなぁ…。
・・・。
よし!
このキャンペーンやめた方がいいですよと言おう。
せっかくだから直接話してみたいし、キャンペーンに応募するか。
そう思って秋山の投稿にリプライしたのがはじまりでした。
その後、なんやかんやあって1年半後に秋山と辰巳から熱いオファーをいただくことになり、なんやかんやあって入社を決めることになります。
※カンリーは秋山と辰巳がCo-CEOとして代表権を有しています。
転職を決めた最大のポイント
前職の銀行は本当に素敵な環境でした。
仕事にはやりがいがあり、優秀な上司・同僚に囲まれ、キャリアパスにも期待感がありました。
何の不満もありませんでした。
そんな私が転職したのにはいくつか理由があります。
・管理部門の立ち上げをイチから任せてもらえるから?
・凄いキャリアの人の入社が決まっていたから?
・業績が右肩上がりになる兆しがあったから?
たしかにこれらの要素はどれも大事でした。
特に3点目は超重要で、企業の成長と個人の成長機会は相関すると思ってるので、成長企業になれるかは外せないポイントでした。
ですが、これらを差し置いても一番の決め手となったものがあります。
それはCo-CEOの秋山と辰巳が不撓不屈の精神を持っていることでした。
コロナ禍のカンリー
2018年8月に創業したカンリーは、もともと「宴会の幹事代行サービス」を提供していました。
簡単に言うと、企業で行われる宴会をお店選びから代行し、顧客である飲食店に大量送客することで手数料をいただくというビジネスモデルです。
1年目の決算は黒字で終えることができましたが、その約半年後にコロナが襲来します。
緊急事態宣言が発令され、とても宴会なんかできる雰囲気ではなくなり、カンリーは創業2年目で倒産の危機を迎えます。
(当時の状況は以下の「コロナ襲来(倒産の危機)」に記載されてます。ぜひご笑覧くださいませ!)
当時のカンリーは社員と学生インターンが数名ずつの小さな組織でした。
社員も若手が中心で、代表も大手企業出身の20代です。
コロナは今でこそある程度落ち着いてきましたが、
当時はどうなるかなんて誰も正確に予測できませんでした。
会社を早急に清算させ、メンバー全員がそれぞれ新たな道を歩むという選択も十分あり得ました。
(正直なところ、私が代表だったならそのような決断をしていたかもしれません。)
ですが、
「付いてきてくれたメンバーを守る」
「何としても生き延びる」
という代表の強い信念は、現在の主力プロダクトである『カンリー』を生み、そこから奇跡のような逆転劇に繋がります。
私は入社前、当時のことを知る社員に
「コロナ直後はどんな感じでしたか?」
と尋ねたことがあります。
返ってきたのは
「メッチャ大変でしたけど、みんなで力を合わせて何とかしよう!という前向きなエネルギーしかなかったです。」
「代表が一番しんどかったと思いますが、自分たちに対する態度は変わらなかったです。」
という回答でした。
信じられませんでした。
最も重要な再現性とは何か?
多くのビジネスパーソンが再現性を重要視していると思います。
私もその一人です。
カンリーの事業ピボットが成功したのは、もしかすると偶然の産物かもしれません。
この成功が再現可能かと問われれば、Yesと言い切ることは難しいでしょう。
しかし、困難に直面しても決して逃げず、最後まで戦い抜く姿勢は非常に重要であり、この姿勢こそが高い再現性を持っていると私は信じています。
言い訳もしやすい小規模な段階で未曾有のパンデミックに直面しながらも逃げなかった彼らが、今後ちょっとやそっとの困難から簡単に逃げ出すでしょうか(反語)
提示されたオファーは前職から年収が700万も減少するものでしたが
私は代表の
「資金調達が終わったら給与UPしますので!」
という言葉を信じました。
そして無事に調達を終えた後は、代表もその約束をしっかり果たしてくれました。
入社してからの3年を振り返って(つづく)
長くなってしまいました。
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございます。
本当は続けて「カンリーが目指す世界とその実現に向けた取り組み」などを書きたかったのですが、それはまた別のnoteに回したいと思います。
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