物語を読んだ後はいつも平手打ちを食らったようで。

映画とか、小説って だいたい最後にドンデン返しがくる。

こないやつもあるのだけれど、くるやつに当たることが多い。

私はその度に平手打ちをいつも食らって。

スパーン!と。

予想できても、出来なくてもお構いなくフェアな平手打ちを食らう。

なんで、最後にドンデン返されなきゃいけないんだろう。上手くいっていたのに、上手くいかないやつとか。
私は少し納得してないのに、主人公はなんだか、まんざらでもない みたいな顔してて。

作者の中ではそれが作者なりのオチのつけ方なのだろうけど、読んでる私にしてみたら、あぁ…痛い…その平手打ち痛かったよ…。

最近読んだ小説が、恋愛ものだったわけなのですが。恋愛というより、言葉の使い回しがうまくて、恋愛小説には思わなかったような小説でした。仕事にアイデンティティを持つ、控えめで物静かな女性のサクセスしないストーリー。(あまじょっぱい恋あり)
さすが川上未映子。好きです。
こういうところから、他者は日々を見直すきっかけを与えてくれるのでしょう。

「すべて真夜中の恋人たち」読み終わりました。

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