生徒会メンバーがジェンガやるよ
茜「おっとーーこんなところにジェンガがあります!!皆さん遊びましょう!!」
撫子「唐突すぎるよね?!」
レイナ「生徒会の仕事#とは」
鏡「用意したのか?」
会長「いいよ~あそぼ~」
るりり「いやダメだろ」
茜「なんですかるりり先輩負ける気しかしないから嫌なんですか???そうですよねるりり先輩めちゃくちゃ不器用そうですもんねーーーーwww」
るりり「殺す」
撫子「待って」
るりり「いいわよ受けて立つわよ」
鏡「単純先輩が今日も踊らされる……」
撫子「てか皆仕事は」
レイナ「今日はあんまり仕事ないから遊んでいいんじゃないかな。茜ちゃんの提案だし。これが会長の提案だったら許可しなかった」
会長「なんでぇ」
撫子「じゃあやるやる~~」
茜「じゃあ準備しますね~」
鏡「手伝う」
撫子「ナイス会計」
るりり「てか鏡も乗り気なのね」
鏡「バベルの塔は崩壊した……愚かな人類の軌跡は神の前では塵芥よ」
レイナ「おお神よ、なぜあなたはそんなに無慈悲なのか。人々を繋ぐ言葉が塔と共に崩れゆく」
るりり「何言ってんだお前ら」
会長「バベル崩壊とか懐かし~~」
撫子「バブル崩壊みたいなノリで言わないでください!」
茜「やっぱ会長さんは何千年も生きてるんですね~」
るりり「いやさすがに冗談だろ。……冗談よね?」
会計組準備中……
茜「黒田先輩のおかげで倒さずに済みました」
撫子「ゲーム始まる前から倒さないで?」
レイナ「遊ぶ~」
鏡「俺の美技を見せつけようぞ」
るりり「ジェンガに技もねえよ」
会長「わーい鏡君と遊べる!」
撫子「順番は?」
会長「るりりちゃんから時計回りでいいんじゃないかな」
鏡「他に提案がないならそれで」
レイナ「うーん。まあいいですよ」
るりり「じゃあやるわよ」
茜「ドキドキです!」
数分経過
撫子「るりり先輩めっちゃ手震えてません?」
るりり「気 の せ い よ」
茜「そろそろ倒すんじゃないですか~~~るりり先輩がさつですし~~~」
鏡「ここにきて後輩の精神攻撃」
るりり「あとで覚えてろよ」
レイナ「この流れで自分にまで回って来たらきついかも」
会長「えへへ楽しい~~~」
撫子「会長はいつでも余裕ですね……」
るりり「黙ってろおまえら」
るりり「……よっっしゃ」
茜「あー倒さなかった。私ですか……。じゃあこの辺を……」
ガシャン
茜「あふぇ」
撫子「茜ちゃんの負け~」
るりり「不器用はどっちよ」
レイナ「茜ちゃんは不器用じゃなくてドジっ子かわいいだから」
茜「え~~~レイナ先輩のほうが美人かわいいですよ~~~」
レイナ「そんなことないよぉ茜ちゃんのほうが」
茜「レイナ先輩のほうが」
鏡「なんだこの流れ」
撫子「どうする?」
茜「負けた人が抜けて、誰が最後に勝ち残るかやってほしいです」
会長「いいアイデアだね。そうしようか」
レイナ「それは気合入る」
撫子「じゃあ二戦目の準備しますーるりり先輩手伝ってください」
るりり「めんどくせ」
書記組準備中……
撫子「できた!」
茜「形大丈夫ですか?るりり先輩ですよ?」
撫子「私が手直ししてるから大丈夫!」
るりり「てめえら」
レイナ「じゃあさっきと同じ時計回りで。茜ちゃんの次の鏡から」
鏡「いいだろう」
数分後
ガシャン
るりり「チッ」
撫子「はいるりり先輩の負け~~」
鏡「わりと予想できた展開だな」
会長「鏡君ってジェンガ結構きわどい感じに配置するよね~いじわるなんだから~~~」
レイナ「でも好きなんですよね」
会長「うん!!!鏡君好きだよ!!」
鏡「やめてください」
茜「やっぱこのメンバーだとるりり先輩負けますよね」
るりり「くっ……」
レイナ「第三ラウンドの準備しますねー」
副会長準備中……
茜「さてさてここからが熱い勝負になりますよ」
るりり「まるで私とあんたが負けるの前提みたいな言い方ね」
茜「私は自分がすぐドジするの知ってますしるりり先輩はるりり先輩ですし」
るりり「そうかよ」
撫子「なんで鏡ってそんないやらしい配置するの?めっちゃ斜めなんだけど」
鏡「ふっ……」
レイナ「あとで自滅するタイプだ」
会長「レイナちゃん未来予知はほどほどにしようね」
レイナ「まだ能力使ってませんよ」
鏡「まだ って」
撫子「頑張る……」
数分経過
ガチャン
鏡「あ゛」
撫子「自滅だ」
レイナ「自滅ね」
会長「鏡君かわいい」
鏡「……」
るりり「地味に落ち込んでるなこいつ」
茜「策に溺れるってやつですか」
鏡「……」
レイナ「あ、次の準備してくれるんだありがとう」
会長「鏡君やさしい子」
撫子「なぜだろう哀愁を感じる」
会長「俺も手伝う~」
会鏡準備中……
鏡「会鏡って言うの本当にやめて」
レイナ「ごめん」
茜「ごめんなさい」
撫子「あんたらが言ってたの?!」
るりり「さて、三人の勝負か」
数分後
るりり「なんかきわどい勝負になってきたわね」
茜「撫子さんが器用なのは話には聞いてましたけど」
鏡「レイナも結構意地張ってるな」
るりり「てか会長が常に余裕の態度でやってるのが腹立つ」
鏡「実際余裕なんでしょうね」
茜「会長さんが勝ち残りとかつまらない展開です」
るりり「同意」
鏡「頑張ってくれ撫子レイナ」
会長「そんなぁ鏡君~」
ガシャン
撫子「あああああ」
レイナ「よく頑張ったわ撫子……あとは私に任せて」
撫子「私の意志を受け継いで……」
レイナ「もちろん、打倒会長」
会長「え、そういう展開なの」
敗北組準備中……
レイナ「負けませんよ。本気でいきます」
会長「うわぁ。厄介な子が残っちゃったなぁ」
茜「会長VS副会長……!」
鏡「熱い展開だ……」
るりり「どうなるのかしら」
一時間後
レイナ「……」
会長「……」
るりり「……ねえ」
茜「なんですかるりり先輩、静かにしないと」
るりり「いやおかしいだろこの空気。なんでこんなぴりぴりしてんの」
鏡「二人の気迫がこの空間を威圧している……」
撫子「怖いくらいね……」
レイナ「……」
茜「なんかレイナ先輩、目青く光ってません?」
鏡「……能力使ってやがる」
るりり「なんでそんなに本気なのよ!」
撫子「そりゃぁレイナは会長には負けたくないから」
茜「いじっぱりですねぇ」
鏡「会長の方もマジになってる……」
撫子「そうなの?いつもの笑顔じゃない」
鏡「いやいつもより表情固い。多分あれ真顔になりつつある」
茜「やばいですね!」
撫子「その微妙な変化がわかる鏡もやばいわ」
るりり「うっかり生徒会室壊れない?」
ピキッ
鏡「窓ガラスにヒビが入った……」
撫子「なんで?!」
るりり「気迫がおかしい」
茜「ジェンガの高さもおかしいですね」
会長「ねえレイナちゃん。あんまり能力使うとあとで疲れちゃうよ」
レイナ「ご心配には及びません。会長に勝つためだったらどうということは」
会長「……すごいねぇ。さすがに俺も疲れてきちゃったよ。神経使う細かい作業は苦手でね」
レイナ「よく言いますよ」
会長「そろそろ終わらせろうか?レイナちゃん」
スッ
レイナ「……なかなか嫌なところ抜いてきますね。じゃあ私は……」
スッ
会長「……やはり君の能力は厄介だねぇ。……!」
パリーン!
「「?!?!?」」
茜「ジェンガが……?!」
撫子「粉砕した?!」
るりり「なんでよ!」
鏡「会長の神経が限界まで到達して破壊の衝動を抑えきれなくなったのだ……!」
るりり「普通に怖いわ!」
茜「ああー粉々ですー」
撫子「これだから超能力者は……」
会長「ごめんごめん」
るりり「軽っ!」
レイナ「じゃあ私の勝ちでいいですか!?」
会長「いいよいいよ君の勝ちだ」
レイナ「やったーーー!やったーーー!やっ……」バタッ
撫子「レイナ?!どうしたの?!大丈夫!?!」
鏡「能力の使いすぎで倒れたか……」
茜「はっするしすぎですよレイナ先輩……」
るりり「おかしい。いろいろおかしいわ」
それ依頼生徒会ではジェンガをやるときは本気になりすぎないようにというルールができましたとさ
鏡「そもそもジェンガ壊れたし当分やることはないだろうけどな」
るりり「本当にどうかしてるわ」
おわれ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?