見出し画像

AIを使って4時間未満でオールカラー2人キャラ立ち絵を描いた時の備忘録

Q.なんでまた前回と似たような記事描いてるんですか?
A.前回の反省を踏まえつつ模索してるんだよ。あと備忘録書かないとマジで忘れる。

そして例によってCi-enくんに削除されましたわよ!
最初からnoteを使えとあれほど

今回の完成品はこちら


そう、気づいた人がいるかはどうか分かりませんが、(前回の記事のコピペ文句)
この一枚目のイラストの制作にはAIを利用しました。
あ、2枚目の漫画の方は普通に手描きです。もう力尽きちゃったんで。
またまたいかに自分の絵柄と個性を潰さないでAI時短利用できるかのチャレンジです。

普通に線画描いて真面目に着色すれば1枚2~3時間はかかったでしょうし。
こんな細かいデザインのドレス、真剣に描いてたら熱中症になります。
そう考えたら早い方です。

描きたいネタが多すぎて一枚に時間かけれない。
とりあえず伝わればヨシ精神で生きてる。

DLチャンネルにも記事申請送ったけど、通るんかなコレ。
んで最初は例によってCi-enに備忘録残してたんですけど消されてこのザマでありまして。
こんな有益な記事なのに……。

で、前回の記事と同じ文面のコピペになりますが、

ここから先は技術の話になります。備忘録。
前述した通りAIを使った話になるのと、
私自身がゴリゴリの推AI派なので、AI嫌いな方は避けてくださいね。

理解したよ! 大丈夫だよ! って方だけ先を見てくださいな。

ではここから技術の話だ~~~。

まずはイラストのラフを描きます。
これに1時間半くらいかかってます。
2枚(2人)で1時間半です。片方に飽きたら片方に移って描いてるので。
今回は衣装デザインを資料漁って考えたので時間かかったのと、
男性の方は立ち絵が妙に上手く描けなくて無駄に苦戦しました。
それこそAI使って立ち絵の案出してもらえばよかったのに……。
もう早いのか遅いのかわからんよ。

さて、今回はこの可愛いドレスが描きたかったのがありますが
線画嫌すぎるのと、描きたいネタが多すぎて一枚に時間をかけるのが嫌です。
いやもうお前絵描くのやめろ。

ラフはこんな感じですね。

フリル真面目に描いてたら何時間かかるんだろう。


衣装デザインは簡単なのに立ち姿がうまくいかなくて地味に苦戦した

AIで楽をしたいのでこんなもんです。
線画はやっぱりきらい。

まずはラフを綺麗にしてもらうところから始めましょう。
線画を飛ばすのが目的です。

今回も使うのはGoogleColabのcamenduru版StableDiffusion。

いつもお世話になっております。私のクソスペックノートPCじゃローカル環境構築は無理だったんで。
ここから好きなモデルを選びましょう。
私はAnythingv3が好きなのでいつもそれを使っていますが、Anythingv3はNAIリークとしてあまりにも悪評名高いので、それが嫌な人はwaifuとか8528とかACertainty辺りを使うと良いんじゃないでしょうか。それでも私はAnythingv3が好きです。

あ、ちなみにGoogleColabに月額1200円ほど課金しないと使えません。
無料でやろうとするとアカウント消し飛ぶ可能性があります。
昔は無料でも出来たんだけどね……。

で、今回はcontrolnetを使いますので、「Stable」のボタンを押します。
そうするとGoogleColabが起動するので、ドライブにコピーして使いましょう。

ってここまで前回と同じ文章のコピペになりますが。

今回はとととLoRAだけ使います。hypernetworkは導入が面倒だからやめた。
動画は以前自分のLoRAhypernetwork作った時の動画。簡単に作れるよ。
YouTube、チャンネル登録してもらえると助かります。

先にGoogleドライブにマウントしつつ、コードの記載の途中にGoogleドライブからStableDiffusionの中身にデータをコピペする記載を挿入しています。

ドライブのマウント
from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')

!cp /content/drive/MyDrive/tototo.safetensors /content/stable-diffusion-webui/models/Lora

的な感じで……。

ささ、10分ほどすればURLが出てきて見慣れたのwebuiが起動します。
は? 10分もかかるの? クソじゃん。
コルハピミニアルバム全曲聴いても一周してしまうじゃねぇか。

今日もローカル環境構築できない自分のパソコンを恨んでいる。

ささ、ラフを線画に仕上げましょう。
i2iタグを開いて、画像を設定して、controlnetで同じ画像を選んでscribble。invert……。
ってやろうと思ったけど、以前AI術師サーバーで「白黒反転した画像使えばinventよりデフォ設定で正確なのできるよ」
って言われたので

やってみました。

設定はこんなもんか。
「pixel perfect」にチェックを入れると、下の細かい設定を省けることに気付いたので、チェックを入れるとお得です。

「controlnet is more important」にチェックを入れておくと、元々の画像に忠実に変換してくれます。
他のにチェック入れても雰囲気変わるので、ケースバイケースで変えてみてくださいね。

呪文は
(masterpiece), (best quality), (illustration), (beautiful detailed), (highres),high quality, line drawing,White background,monochrome
をベースに、その後キャラクターの特徴を描きます。
今回なら三つ編み、ドレス。Braids, dress
DeepL翻訳で十分。もっと正確にやりたいならタグ調べなきゃだけど、いつも私は機械翻訳で済ませています。
i2iの設定を弱めにしつつcontrolnetの設定を微調整して何とかしてください(投げやり)


んで出来たのがこちら


クリスタの「レベル補正」で調整してから「輝度を透明度に変換」で線画を抽出します。
あと今調べて気づいたけど「明るさ・コントラスト」で全100設定でもいけるのね。今度試してみます。

さて、線画のベースが出来たらクリスタでちびちび修正をして満足のいく線画に仕上げま……

と、思ったけど魔がさしてちょっと試したいことをやってみることにした。

t2iのcontrolnetで色を塗ることができるのでやってみることにしました。
cannyを試してみます。
どうせ使えるクオリティにはならないと思うんだけどね。遊び半分です。
とととLoRAを使った色塗りがどこまで行くのかも気になったので試します。

その結果がこちら

何その衣装デザインかっこいい
綺麗に塗れてる感じする(自作LoRA)
その色合い好き(自作LoRA)

地味に上手くいってんじゃねえよ。
ちょっと綺麗なの地味に悔しいじゃん。

まあ脱線しました。さすがにこれをそのまま使うのは厳しそうなので使いませんが、
とりあえずこういうことが出来るんだなという学びでした。

今度こそ次は色塗り。
線画を満足いくまで修正してから、ざっくり塗ります。

ざっくり。
んでcontrolnetのtileで仕上げてもらおうと思いました。i2iタグです。
tileってのは塗り込みを増やしてくれる機能です。
前回の反省を活かしてlineartも同時に使うことにしました。

multi-controlnetを設定して再起動だぞ。


さてその結果。

……あれ?
随分アニメっぽい絵柄になっちゃったな。

controlnetの設定を「controlnet is more important」から「balance」に変更。
i2iの「Denoising strength」も強めに変更。
その結果……。

おほー。良くなった。

こっちも良いけど、パーツの色変わっちゃった。なんでだろう。
controlnetで色変わる原因わかんないんだよな。
その辺はプロンプト(呪文)で調整するしかないんだけども。
うーん、難しい。

男性の方も仕上げ。塗りが甘かったのでi2iの「Denoising strength」をかなり強めにして出力。
んでここまで来て気づいたんだけど
眼 鏡 が 消 え て る 。
割と序盤で消えてたのに真面目に気づかなかった。
結局手描きで加筆しましたとさ。

で、クリスタで20分くらい背景に悩んで素材ぺたぺたして完成。

完成!

ラフに1時間半、線画AI加工約20分。線画修正と色の下塗りに40分、
色合い仕上げAI加工に悩んで30分~40分、背景足して20分弱
……3時間~4時間ですかね。そんな時間かかってる感じしなかったけど。
でも前回の落書き漫画と比べたらだいぶ仕上がっている感じがします。

~今回のまとめ~

【今回の目的】
・女子のドレスのフリルを手抜きしたい。綺麗に仕上げてほしい。
・自分の個性で色を塗ってほしい。

【良かった点】
・前回の漫画と比べて絵の質が上がった感じがする。
・やっぱりAIを使うと気が楽。比較的疲れない。
・とととLoRAの匙加減が上手くいった気がしなくもない。

【反省点】
・今回とととの個性残ってた? 個性が弱い感じがするが。
・個人的に線画段階のもっとドレスのフリルを綺麗に仕上げてほしかった。あまり強い設定にすると絵柄が崩壊するので難しい。
・i2iとcontrolnetの設定が毎回運。もうわからん。
・AIの設定に苦戦しすぎて「描いた方が早くね?」って気持ちが沸きあがるのどうにかしてほしい。 
・multi-controlnetを使うと時折AIが停止するのでそのたびに再起動する手間がかなりストレス。ってこればっかりは自分ではどうしようもないか……。
・消え飛ぶ眼鏡。結局自分で描いたけどAIに描かせてもよかったな。

~総括~
前回の漫画絵よりは綺麗に仕上がったと思います。
ただもっと線画も色も綺麗にしてもらいたいですね。ドレスのフリルとかもっと頑張れたんじゃないかな。
どちらも強めの設定にすればいいのはわかってるけど、絵柄が崩壊するからその匙加減が難しい。
男性の方はまあ満足してます。消し飛ぶ眼鏡以外は。

AIを活用しつつ自分の個性を残したいという贅沢なことを言ってますが
今回もまた一歩前進したんじゃないんでしょうか。
AIを使うと絵を描く体力を温存できる。
多分時短にもなってると思うし……。
AIでもっと綺麗にかつ自分の個性を残していけたらいいですね。


最後にいつもの参考文献載せておきます。

絵描き向けのcontrolnetの使い方

↑ていうかこの記事に綺麗に色塗ってくれるって書いてあるのに私毎回うまくいってない気がする。なんでだろう。設定の数値のミスかな。要検討。

tileとlineartの合わせ技

controlnetを2つ以上合わせる方法

お疲れ様でした! ここまで読んでくださってありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?