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今ではすっかり見る事も少なくなりました

11月11日の記念日【えんとつの日】
1111がえんとつが4本立っている姿に見えることからそう言われているそうです。協会やら法律やらで制定したものではないそうです。

11月11日の記念日、4つの1が並ぶ日なので、記念日は多いものの、わかりやすいから、理由もそんなに重要ではない日が多かったので、今日はえんとつの日を取り上げました。

過去の歴史から、世界平和記念日ともされているらしいですが、一方で「1111」の形から連想しやすい、そんな記念日も多かった11月11日。

それなら一番由来も理由も見たまんまで、誰が言い出したかもわからないのに記念日にあげられている「えんとつの日」を書いてみようと思ったのは、

ただただ「1111」が親しみやすい日なんですねという紹介にしたかっただけではなく、

町の中でえんとつが並ぶ風景、めっきり見なくなった景色だなと感じたからです。

環境に配慮した、工業生産。それが必須の条件になって営まれている今の社会では、何本もの高い煙突から煙を出す工場形態はほとんど存在しなくなりました。

子ども達を引率した社会科見学でも、こんなに徹底しているのかと思うほどに、水や空気をきれいなままにして工場は生産を行うよう工夫をしているので、

たまにコンビナートのような場所で見られるえんとつの煙も、出ている煙は白煙、つまり水蒸気が湯気になったものだけと言う事で、

えんとつが風景から消えていったのは、技術と意識の進化の表れともいえるのではないかと感じました。

また一方でもう一つえんとつの象徴だった、町の銭湯も、今ではほとんど見なくなりました。

温泉が出ているところでちょっと豪華で楽しめるスパなどは今でも人気ですが、

どてらでパジャマで洗面器もって、歩いていける銭湯は、

すっかり見なくなってしまった日常の一つ。

それとともに、銭湯にあったえんとつも姿を消していっています。

えんとつのあった風景は、遠い昔の郷愁の中に。

それは人の暮らしの進化を表す素敵な事ではありますが、

すこし寂しさを感じてしまうのは、やはりえんとつのあった風景の頃には、

その時代の良さがあったからなのだと感じます。

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