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モダンとレトロをロマンチックに受け継ぎながら

4月13日の記念日【喫茶店の日】
1888年の4月13日、東京の上野に、日本初の珈琲喫茶店「可否茶館(かいひさかん)」が開店しました。明治時代の文明開化の中で、珈琲も一つの新しい飲み物として特権階級の人たちを中心に人気があったそうです。しかし、この可否茶館は、値段の高さから3年ほどで閉店してしまったとのこと。しばらく後の大正時代に、喫茶店は「カフェ」と呼ばれるようになり全国的に普及する事になり、戦後の1950年代にはその形態も「ジャズ喫茶」「歌声喫茶」など幅広くなり流行し、1960年代ごろからは原点回帰のように「純喫茶」が流行り出すなど、近代日本史の大衆文化の中に喫茶店の情景は外せない存在になっているのかもしれません。

喫茶店という言葉でぱっと頭に浮かんだのは「コメダ珈琲店」と「スターバックスコーヒー」でした。現在の私たちの日常でも喫茶店としての機能を持つお店は多くの人に人気です。ですがコメダ珈琲もスタバも【喫茶店】というジャンルに一緒にしようとすると、ちょっと違って感じます。きっとそれがコメダ珈琲やスタバの喫茶店からの進化の部分なのかなと感じます。

一方でやはりお店の雰囲気には、どこかレトロで、モダンで、ノスタルジックなロマンチックさを感じさせる装いに必ず出会えるのは、コメダ珈琲やスタバの受け継いでいる【喫茶店イズム】のように感じます。

手軽に楽しめる。心地よい時間を過ごせる。そのお供の飲み物がおいしい。

そういった「そこに行きたい、そこで時間を過ごしたい」お客さんの欲求を、ちょうどよく満たしてくれる喫茶店は、これからも沢山の人に、心地よい時間と空間を、提供し続けてくれるだろうなと思います。


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