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きっと山には、三歩がいつも見守ってくれている

10月3日の記念日【登山の日】
1992年に日本山岳会によって制定されました。由来は、本会が10月に発足したことと、「と(10)ざん(3)」のごろあわせから。自然の美しさや雄大さに触れられる登山を広め、その自然の恩恵に感謝する目的だとのこと。

この記念日を見た時に、一番に頭に浮かんだのは、石塚真一さんの漫画『岳』です。

主人公の三歩は、根っからのクライマーで、険しい山でも、高難度の岩壁でも、世界中の山にアタックしている経験のある、山登りのプロフェッショナル。

ですが、一番素敵なのは、山よりも大きなその心で。滑落した方の救助に向かったとき、

その方が存命でもなくなっていても、彼は、自分と同じように山が好きで登りに来てくれた人々に、

「よくがんばった。」「ありがとう。」

と、そう言ってその体を背負います。

山は自然で、登山の日が進めるように美しくすばらしい。

でもその雄大さの中には、人間の命などあっという間に奪い去るほどの厳しさを含んでいる。

でも、それでも。山を好きで山に来てくれてありがとう。

三歩の言葉の温かさを思い出して、

近くの山に紅葉を観に行ってみようかな。


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