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そう思って聴いたことはなくとも、記憶にはちゃんと出会っている音楽

12月29日の記念日【シャンソンの日】

1990年12月29日に、東京・銀座のシャンソン喫茶店の老舗「銀巴里」が閉店しました。1951年に日本初のシャンソン喫茶店として開店したこの店は、戦後のシャンソンブームを支え、数々の名曲を生み出した場所として愛されていました。最後のショーは美輪明宏さんがされたとの事。

シャンソン。どこかおしゃれで大人な音楽のイメージが浮かぶとともに、普段から聴き付けていないのに、シャンソンと聞くと音が流れてくる、親しみを感じる音楽。今日の記念日のことを書いている間、頭に流れてきたのは、大泉洋さんの映画「探偵はBARにいる」で流れていたカルメン•マキさんの「時計を止めて」でした。

年の瀬も病院隔離で、まだまだ足も思うように動かない現状を見つめると、なんだか頭の中に流れる「時計を止めて」が、ほろ苦く、哀しみを誘い、記事を書きながら涙ぐんできてしまいましたが、それもまた、シャンソンの持つ魅力だなと、しみじみ感じました。

年の終わりの今日、忙しい時間のちょっと一休みに、シャンソンに触れて癒されるのも、良いかもしれませんね。


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