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聞こえてくれば、春はまた一歩近づいたようで

2月15日の記念日【春一番名付けの日】
春一番という言葉が初めて使われたことを記念した日だそうです。由来は諸説あるようなのですが、1963年2月15日の朝日新聞朝刊での「春の突風」という記事の中で「春一番」という言葉が新聞での初出とされているところから今日の記念日を呼ぶようになったとのことだそうです。

びゅおーっと、思わず立ち止まってしまう。春一番というと、まだ冷たさを残しながらも、冬を一掃して連れて行く勢いの、視界に映る風景まですべてぐるぐる回して春に変えていく舞台装置のような印象の風です。

その強風に、冬の花は落ち、春のつぼみはまるで布団を引っぺがされて「起きなさい!」と、大声で起こされたかのようにブルブル揺れて、風の中にたたずんでいると、自分だけそこに取り残されてしまうような、季節の巡る様子を神様のように見届けているような気持になります。

もうすぐ春かな。そんなことをつぶやきながら、春一番に出会える瞬間を、今年もワクワクしながら歩けたらいいなと感じます。


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