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手に余る力との向き合い方は

3月28日の記念日【スリーマイル島の日】
1979年3月28日、アメリカお延氏るべニア州のスリーマイル島原子力発電所でメルトダウンが発生しました。世界初の原発事故でした。設備の不具合や運転員のご判断などが重なって起こった事故でしたが、地域には非常事態宣言が宣言され多くの住民が避難をするなど事故の規模を超えた人災となりました。またそれまで下火だったアメリカの世論の中での反核運動もも活発になったとのこと。

原子力発電所の事故というと、現在の日本人は東日本大震災における福島第一原発でのメルトダウンを思い出すと思います。その30年以上前にもメルトダウンが人災として起こっていたというのは、実は広く知っておかねばならないことなどではないかと感じます。

原発の賛否については、それぞれが学び考え自分の意見を持つべきだと思うので、賛成反対あっていいと思っていますが、自身の考えとしては「とは言うものの、これもうとんでもない数作っちゃってしまったんだよ、人間は。」というものです。とはいえの前には何が入るか、『いくら危ないからなくせと言っても』という言葉も入るだろうし、『このままほったらかしにしておくのはどうなのよ』という言葉も入るだろうし、色々な枕詞がつくと思います。

化石燃料が一部の国や会社に寡占されている状況で、膨大な電力を作るための火力発電によるコストを考えれば、喫緊の生活費の高騰問題を解決する一つとしての原発による電力供給はかなり有効だと思っていますが、昨日未明の地震のことなどを考えると安全性に懸念は小さくなりません。

私たちは、その人の手では御しきれないほどの力を、より便利な生活のために積極的に活用しようとしています。それは原子力に限らず色々なものがありますが、果たしてそれをうまく制御しながら活用していくためにはどうしなくてはならないか。その安全を完全に信頼できる安心に近づけるために、もっともっと考え工夫をしていくことが大事なのではないかと、そう感じます。

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