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番外編:やればできる!自力で商標登録したハナシ(後編)
今回は前編の続き!「意見書を作成する」です。
意見書というのは「認められません」という通達がきたあとに「認められないなんて納得できません!なぜなら…」という申し立てをする書類です。
ハッキリ言って、これは素人が書くのは無理です。 専門家のお知恵を拝借しなければ書けません。そこでまたまた登場していただくのが発明協会です。 実は、発明協会経由で弁理士さんにお願いすると、無料で教えてもらえるのです!
すごくないですか?弁理士さんなんて、フツーにお願いしたら(私にとっては)とんでもない額を取られてしまうのですが、無料なんですよ!
弁理士さんに教わって、意見書を書き、それに添付する証拠を用意します。 これが、なかなか難しくて…いつからその商号を使っていて、自分だけ(自分がずっと以前から)が使っているか等の証明ができるものを用意するのです。 これ、紙媒体で日付が確認できるものがあると一番いいそうです。
例えば、商業出版している自著の奥付や、新聞・雑誌に紹介されているその商品の記事など。 WEBは日付が改ざんできるので、証拠としては弱いようでした。 以前から使っているという証明なので、当然、古い日付が入っているものがいいんですけど、まさかこんなことで必要になるとは思わないので、紙媒体に書いた古い記事なんか持っていません。スクラップにしときゃ良かった…
そこで、仕方ないので、アメブロの古い記事を使用証拠のメインとして、印刷したものを用意しました。
これがまた、なかなかの量になり…「誠意を見せるってことで」と、用意したA4用紙は電話帳4冊分くらいの厚さに。 そして、これにインデックスを貼ってマーカーで日付のところと商標登録したい名前の部分に印つけ。
向こうの人だってこんなに読まないし、見てほしいところはどこかっていうのを分かるようにしないとならないので、インデックス+蛍光ペンでのマーカー。地味+疲れる作業。
で、やっとこさできたものを持参して、弁理士さんに確認してもらおうとしたら「こんなにいらない」と言われ、泣く泣く半分以上ポイ。 それでも、電話帳一冊分くらいの厚さの証拠を揃えて、意見書と一緒に提出しました。 あとはまた、特許庁からの連絡待ちです。
そして、待つことほぼ一年。
来ました!「認めますよ」連絡です!
提出から一年近く経っていたので、正直なところ忘れていました(笑)
それでも、苦労したことと、認められたことがうれしくて、周り中に言いまくり、インスタに写真をあげ、Twitterでつぶやきましたよ。
このあとは、規定の料金を納めて終わりです。
証書が届くので、飾っても良し、保管しても良し、です。
やることは多くて、労力と時間はかかりますが、サポートしてもらえる機関を見つけ、お手伝いしていただくことで自力でも可能だということが分かりました!
次は特許に挑戦してみようと思っています!
次回からはまた、パーソナルカラー10タイプ分類®についてのご紹介記事に戻ります♡