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”2022年 労働審判プロジェクト”

2022年下半期をかけた個人目標 ~Vol.1~

「仕事」と捉えることにした


初回投稿なので長文になりますことご容赦ください。

2022年も残すところ2か月弱となりましたね。
秋空高くさわやかな日が続き、何かを思い立つには絶好の日和と考え、  新しいことを始めてみました。

話題が話題なので内容は真剣勝負ですが、ユーモアも交えて、小笑いぐらいは提供できる内容を目指しています。

人生で近しい経験をされた方、もしくは現在進行形で悩んでいる方々がたまたま記事を読んで、お互い「前を見つめ進み続けるための一助」になれば嬉しいです。

私もそうでしたが、似たような話題の記事からは「労働審判の流れ」や「自分を有利にしてくれそうな情報」の収集を目的にする方が大半だと察します。ただ私は法律の専門家ではないので、その手の情報はしかるべき記事からの収集をお勧めします。もちろん労働審判に至ったプロセスの段階で、都度、有効な情報は可能な限り綴ってまいります。

前置きはこれぐらいに抑えて、「仕事と捉える…  ん? どういうこと?」と疑問に持ってくれた方のために、今回は労働審判を進めるにあたり、マインドをどのように整えて、この結論に至ったかに触れます。

労働審判を起こした方、起こそうか迷っている方は、言われもない無体な理由での解雇や、残業代未払いのまま退職した状況にいらっしゃると察します。ちなみに私は、解雇以前に業務や勤怠に関する”注意・指導・譴責・懲戒”の類いを一切受けておらず、会社側から2022年半ばに即日解雇を告げられました。加えて懲戒ではなく普通解雇でした。

むしろ私は入社以降、クライアントや部下から評価や感謝のエビデンス(証拠メール)を複数頂戴していた事実もあり、会社(というより特定の人物)に対し、心の中で烈火のごとく怒りが燃え上がりましたが、「やはり仕掛けてきたか…さてどうしてくれよう」という境地に至るまでさほど時間は必要でなかったことを記憶しています。

その後、私の解雇を画策していた主要人物たちを周囲に語る際、その愚劣さの表現が秀逸とのことで、元同僚たちから”シニカル・ジョーク(皮肉の)職人”の称号をいただきました”。

私も”人”なので、もちろん普通に怒りますし、悪口の一つや二つ、百から二百ほど、周囲にまき散らしたなぁ…(わが妻へ、聞いてくれて本当にありがとう。)

では私のキャラクターが少しずつ現れたきたところで、今回の主題に触れてゆきます。ここまでの流れから、今回の労働審判を起こす原動力は「感情的な怒りのエネルギーです!!!」という解を想像した方がほとんどかもしれません。意外にそうではありませんでした。

原動力のメインストリームから外した理由ですが、先に登場した「解雇促進委員会(仮)の主要人物たち」のキャラクターを知っていたからでしょう。最近耳にする炎上屋と同じで、こちらの反応を餌にしてさらに、炎上のモチベーションを増長させるタイプの面々でした。

こちらが感情的に反応しないことが一番の反撃と知っていたからです。怒りのパワーをそのままぶつけては、「途中息切れするかも」と考えたわけです。そして解雇通知を知らされた数か月前から、遅かれ早かれ会社側が解雇の結論ありきで、何か仕掛けてくることを程度予測していました。(ただ不当解雇を地で行く、ここまで愚かな行動は想定外でした。)

さて原動力となってくれた理由は2点あります。「守るべき家族のため、経済的利益の確保」、そして私の解雇理由書に記載された「元同僚の名誉が汚された虚偽内容」を、私の解雇同様、不当にすることです。
少しカッコよく聞こえますが(笑)”守りたい人のために湧き出るエネルギー”は我ながら凄まじいと感じます。それが自分のためであるという前提も大切です。私は安っぽい自己犠牲でナルシズムに走るつもりは全くありません。

そして私の中の”リトル本〇”が、こう問いかけてきました(サッカーファンならわかるかな…)。「労働審判を闘う先に何が見える?」と。私は素直に「お金」と答えました。何というリアリスト(現実主義者)ですよね。

ただ誤解が無きよう補足しますと、私にとって「お金」は、感謝の気持ちであり、私が行ったことへの評価、対価とこれまでの人生でとらえてきましたし、どうしても今回の結論、「仕事と捉える」に結びつかないと、以降の取り組むべき課題がぼやける気がしました。

私は下記のステップで「仕事と捉える」結論を導きだしています。

  • 評価、対価を受けるためには自分のアウトプット(分析成果)が必要だ

  • そのアウトプットが、アウトカム(具体的成果・評価)になる

  • アウトカムの質量が、対価(お金)になる

3つのシンプルなステップのみです。労働審判では、よほど申立者(ここでは私自身)が、社会的通念(企業倫理、コンプラ、一般常識)に対してNGな理由で解雇されていない限り、ほとんどのケースは「復職+それまでの給与を得る」か、「復職しない代わりに、相当金額を交渉によって得る」のいずれかで着地します。

つまり継続的な収入に紐づく”復職”か、解決金を得て”合意退職”して転職する、の選択肢ですので、感情報酬を得るドラマティックな展開(例:審判の席で相手を完全論破ー! 相手は苦悶の顔芸の後、ワナワナと震えながら謝罪を口にする)を妄想しなかったと言えば嘘になりますが、”これはない”という現実を早々に見極めて、本来の目的に注力することで雑念を払いました。

私は、「国内・海外の法廷闘争系のドラマ」を好んで観るタイプなので、弱き立場の人間が逆転勝訴で、相手方が法律的、社会的に制裁を受ける場面が登場すると、スカっとしますし、私も自身のケースでそんな場面を想像してしまうことがありました。(ただ残念ながら私の場合、「解雇促進委員会(仮)の主要人物たち」は社会通念に欠如したドリームチームなので、”逆転”のシナリオは不要です…)そして当該面々へ、企業倫理とかコンプラの云々を話しても、「何それ美味しいの?」とか異次元の質問をしてくる激痛ファンタジスタがそろっています。

もし感情がなかなか収まらない場合の対処方法ですが、”デスノート”ならぬ、”ディスノート”を用意して、周りに迷惑をかけぬよう紙面で”ディスっておく”とだんだん落ち着くかもしれません、そしてそのうち飽きてきます。意外に「申立書の作成(のちほど登場します)」に役に立ったりもします。お勧めです(笑)。

私もさすがに社会人を20年以上経験して、「話せばわかる」は無謬でないことを実感しており、論理的、合理的な領域で分かり合えない方々が、一定数存在することも認識していたのは幸いでした。より人生を楽に生きるための大切な事実です。

さてストーリーの軌道を元に戻します。
当然、私の本音は”復職”ではありません。転職を前提にしています。当該の職場は入社から1年も経っていないため、なかなか転職の成功に至るまで厳しい現実もあります。そのため転職先が確定するまでは、相当の収入を得なければなりません。つまり転職が決まるまで「仕事をする必要」はあるのです。

ある意味「仕事」をする時間的余裕は潤沢になったわけですから、仕事感覚維持を目的に…
1.論理的思考を用いて合理的に成果を出す
2.交渉力を磨くための良い教材にする
3.労働審判で納得のゆく結果を出す = 「労働審判プロジェクトの成功」
と腹落ちさせたわけです。

転職活動やハードスキル(業務スキルのこと)を目的なく磨き続けることは、それなりのストイックな自己管理が必要になります。そこで今回の「労働審判」をプロジェクトとしてとらえ、取り組むことにしました。このプロジェクトが成功しますとリーズナブルな経済利益を得ることになります。

「仕事」として取り組むことで自分の行うことに責任を持つことを意味しますから、成果が出すか否かも「自己責任」ということになります。

次回は、「即日解雇までの経緯1」を綴る予定です。


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