blink182とsum41のこと

私はこれからここで自分の感じていることを隠さず書いていくことにした。

33歳、女性、会社員、人の妻、で、blink182とsum41が大好きである。

大好きだが、ライブを見に行ったことはない。

blink182はドラムのトラヴィスが飛行機に乗れないから日本には来れないだろうっていうことは知っているけど、いつ来日したとか詳しいことは知らない。2005年にGreatest Hitsを買って以降、彼らのアルバムは買ってない。でもウレスラクロニクルっていうDVDは買った。そして記憶が定かではないが、Meet the Barkersっていうトラヴィスと当時の妻シャナと子供たちのリアリティショーも見てた。日本で放送されてたのか、DVDをレンタルしたのか覚えていないけど。

sum41はいつだかのMTVミュージックアワードかアメリカンミュージックアワードでFat lipが流れていて、うわ!なにこれ!ちょーかっけー!ちょー好き!今すぐ全部聴きたい!と思った。でもこちらもいつ来日したとか知らないし、Chuckを買って以降、アルバムは買ってない。デリックがアヴリルラヴィーンと結婚して離婚したことは知っている。あと、デイブが一度脱退して戻ってきたのも知っているけど、そのほかの情報のアップデートはない。

私がblink182を初めて聴いたのは、中3のときお母さんが録画しておいてくれたMTVミュージックアワードを見たときだ。なぜお母さんがそれを録画してくれたのかは知らないけど、私は小6の時タイタニックを観てディカプリオにどハマりし、それ以来ScreenとかRoadshowを買ってもらうようになって、頭の中がアメリカでいっぱいになっていた。いつか自分もアメリカに絶対行きたい、住みたいと周りに言いまくっていたから、私の興味があるだろうと録画しておいてくれたのかもしれない。

とにかくその時メタリカの代わりにトリで出てきたblink182のAll the small thingsに、心が持っていかれた。ステージの上のめちゃくちゃな感じ、メンバーもべつにイケメンじゃないのになぜかかっこいい、ギターも、メロディーも、最高にクールと思った。

それから地元の大きなCDショップに行きEnema of the Stateを見つけたときの感動、衝撃、喜びは忘れない。

sum41を知ったのはblink182よりあとのことで、blink182ともまた違った、底抜けに気分を明るくさせてくれる、そんな曲がたくさん詰まったAll Killer No Fillerは、何回も何回も、毎日毎日、高校の通学電車の中で、MDディスクで聴いていた。

それから時が経って、私は自分の性格や行動力により、どちらのライブにも行ったことはない。

前に、ライブに行くことこそが、そのアーティストを好きな証拠だ、みたいな考えの人と付き合っていたことがあったけど、それは人それぞれで、私は今でもblink182とsum41を一人で聴いている。

聴くと、胸のあたりから若い頃の私がむくっと起き上がってきて、体全体がリズムとメロディーに包まれて、ゾクゾクして、内なるエネルギーがふつふつと湧き上がってきて、ウオーーーーーー!っとなる。アメリカに行きたい、住みたい、と純粋に夢見ていたあの頃の自分の気持ちを思い出すと、日常の淀んだ気持ちがスイーっと消える。

私はblink182とsum41が大好きである。