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車買い替え

 昨年、車を買い替えました。新車で買うのは20年ぶり。これまでの車歴は、
 ・スバル レガシィ ツーリングワゴン VZ type R (5年で17万km走った)
 ・スバル フォレスター S/20 (5年乗って、親と同居するのに7人乗りが必要になって買い替え)
 ・スバル トラヴィック Sパッケージ (12年乗って、ラジエータ破断でエンジンブロー)
 ・スバル エクシーガ 2.5i-S (急遽4年落ちを買って7年、この度乗り換えを決意)
と、およそ30年スバル車を乗り継いできた(厳密には、トラヴィックはオペル車だがw)。
 エクシーガ、車としてはとても気に入っていたのだけど、10年目でのタイミングベルト交換、ショック交換、さらに11年目の車検で(バッテリ交換などできる整備は自分でやったのにもかかわらず!)30万ぐらいかかり、車検通して半年も経たないうちに、エアフロメータとA/Fセンサが故障、燃費も6km/Lと極端に落ちてきたので、またトラヴィックの時のように予期しないタイミングで走行不能になっても困る、と乗り換えることにした。どちらにしろ次の車検で重課税となるので乗り換えようかな、とは思っていたけど。車検前に替えた(替えざるを得なかった)アルミを始め、サンクコストがかさんでしまったが、急激な円安、納期の長期化などもあったので損切りするしかない。
 30年来のスバリストである。次も筆頭候補はもちろんスバル。7人乗りはもう必要なかったので、レヴォーグ。6月に北海道に行った時もわざわざ車種指定で借りてたっぷり走ってきた。結果、車としては満足が行くものだった。競合として他にも、
 ・VW ゴルフ ヴァリアント
 ・ルノー メガーヌスポーツツアラー インテンス
 ・プジョー 308SW
 ・マツダ MAZDA 6 WAGON
を候補として検討をした。
 ゴルフは、しっかりとした作り、使いやすい荷室など悪くはなかったのだが、タッチやジェスチャーを強いられる操作系が自分向きではなかったのと、抱き合わせオプションが酷かった。あのナビに20万は払えない。あと、実質、エントリーグレードか最上位グレードしか選択肢がないのもマイナス。要するに自分にちょうどいいのがなかった。
 メガーヌは、あまり期待していなかったのだけど、試乗してみて印象が大きく変わった。現行モデルは2018年と基本設計は少し古いが、2020年のマイナーチェンジでADASが実用的になったし、必要な装備は最初からほぼついているし、余計な装備はない。「足るを知る」という感じで、自分に合っていると思えた。
 プジョーは、検討を始めたタイミングでモデルチェンジ。新型はあまり好みの外観じゃなかった。在庫車で希望に合うものがあれば少しは安く買えるかなと思ったけど、タッチを強いられる操作系、小径ハンドルが自分には合わない感じだった。
 マツダは、セグメントとしてはひとつ上になるが、今やワゴン自体が絶滅危惧種で、国産ではレヴォーグの他は事実上これしか選択肢がない(カローラツーリングは自分の用途としては小さすぎる)。で、デザインは流麗で好みでもあったが、インパネ周りは古さも感じたし、荷室容量もボディーサイズの割に少なめ。排気量も大きいので維持費的に不利だ。基本設計の古さもあり、パッケージング自体の周回遅れ感が否めない。いい車だとは思うけど。

 候補が出揃ったところで見積もり。レヴォーグはなんと値引き0回答。中間グレードの GT-H で乗り出し450万とかなんだそりゃ?という金額に。ディーラーオプションが高い。メガーヌは初手から車両本体20万の値引きにエクシーガの下取り8万とやる気十分。レヴォーグと車両本体価格はほぼ同じなのに、オプションの装備を揃えると70万近い差が出た。ゴルフはエントリーグレードならレヴォーグより安く、最上位グレードなら高いという位置に。他の2車はこの時点で既に脱落。
 レヴォーグのグレードをエントリーモデルのGTにして再見積もりしたけど、結果は同じ。「400万ぽっきりでどうでしょう?」ということだったけど、メガーヌは370万とかなので話にならない。価格差だけでなく、スバルの営業からはやる気を感じなかったし、「最終的にはこっち選んでくれるんでしょ?」という空気を感じた。価格差伝えてあるんだから、何がしかの提案が欲しかったとは思う。
 一方のルノーは「この車はここがいいんです!」と熱量を感じたし、ディーラー全体の雰囲気もよかった。実のところ、トラヴィックの頃からスバルのディーラー対応にはいろいろと不満を感じていた。担当者がよく変わるのに、全く顧客情報が引き継がれていない。あまりにも営業がいい加減で、直接フロントと話しをしたほうが話が早かったりしたし、つい先日も車買い替えて、メンテナンスパックの返金まで済んでいるのに「そろそろ車検の時期です(本当は12ヶ月点検)」と連絡が来たり、と改めて考えるとよく30年も付き合ったな自分。まぁ、車自体はどれも気に入っていたからな。

 ということで、メガーヌで決定。7月上旬に成約して、納車予定は9月ということになった。が、最終的には10月10日の納車となった。色はグリチタニアムという少し青みのあるガンメタ系。1.3L直噴ターボは 1800rpm で最大トルク 270Nm を発生する(ちなみに、エクシーガは2.5L水平対向、4000rpm で最大トルク 229Nm)。普段遣いでは圧倒的にメガーヌの方が扱いやすい。ハイオク指定だが、燃費は水平対向とは比べるべくもないだろう。普通に走れば10km/L切ることはまずない。納車3ヶ月で約3,000km走行。どんどん遠出したいが、なかなか状況が許さないのが辛い。長く付き合えることになるといいな。恐らく最後の純ガソリン車になるだろうし(メガーヌに、E-Tech Full Hybrid が設定されていれば迷わずそっち買ったとは思う)。


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