見出し画像

「としぞー」を辞めます。



お疲れ様です。としぞーです。

Twitterなどではちょっと前から言っていたのですが

もともと40歳(3年後)を一つの区切りに「としぞー」とはおさらばしようと考えていました。

今回の記事はそのタイミングが少し(というかかなり)早まりそうですというお知らせです。

予定通りに進めば、来年の半ばには「としぞー」が消滅しているかもしれません。

とはいえ、ここまで「としぞーを辞める理由や詳細」についてあまり発信してきませんでした。

そこで今回はそれらについてかなりガッツリと記事を書こうと思っています。

あくまでも個人的な話にはなるものの

・お金を稼ぐということ
・仕事を選ぶということ
・自分のやりたいことを目指すということ
・嘘なく生きるということ
・仕事におけるやりがい

などなど、個人でビジネスをする上でのヒントになることもあるかもしれない話です。

ぜひ最後まで読んでほしいと思います。

また「としぞー」を辞めるにあたって、コンサルティングの受付はどうなるのか?などご質問をいただくことも稀にあります。その辺りについても書きますので、そこら辺が気になる方もぜひ最後までお読みください。

それでは本編にまいります!!

音声でも喋りました。



1、これまでの仕事について


まず簡単に、起業してからの10年超を振り返ってみようと思います。

2011年の秋。僕はそれまで勤めていた会社を退職しました。
しかし、それは起業と言えるものではなく単純に「社会」という枠から飛び出しただけの「逃げ」でした。

そのためその行為は特にやりたいこともなく、また何をして食っていくのかも決まっておらず、ただただ仕事がなくなって路頭に迷う成人男性を一人生み出しただけだったのです。

その後は様々なビジネスにチャレンジしました。

アフィリエイト・投資・せどり・HP制作・営業代行などなど。

考えうるあらゆることに手を出して、その全てでちゃんと失敗をしました。

起業してから半年ほど経った頃。
いつものように手当たり次第にビジネスを漁っていたときに出会ったのが「輸入転売」です。

輸入転売では、はじめて「なんとなかるかも感」を感じることができました。そこから半年ぐらいで「なんとかなるかも感」が「多分いける感」に変化し、さらに半年ぐらいで「これいったんちゃうか感」まで進化しました。

これが全ての始まりなので、今でも輸入転売には足を向けて寝れません。(どの方角かは知らんけど)

輸入転売で食えるようになってからすぐに情報発信(ブログ)を始めました。つまり「としぞー」が誕生しました。

情報発信を始めた動機は「モチベーション」と「承認欲求」のためだったと思います。ビジネスの状況を報告することで「誰かに見られている」という感覚を得られ、それがモチベーションの一因になると思いましたし、独立して失った「誰かに認めてもらうこと」が情報発信を通じて獲得できるのではないかと考えていたはずです。

そんな動機で始めた情報発信でしたが、いろんなご縁が重なって開始3ヶ月ぐらいでメルマガを始め、その後コンサルティングを行うようになりました。
最初は流れで始めたコンサルティングでしたが、これがまぁ儲かったんです。

別に莫大な売り上げがあったということではないのですけども、それまでやっていたのが転売だったので、そこでの利益率ってせいぜい20%とかなわけですよ。その状態で利益率がほぼ100%の売り上げを上げてごらんなさいよ。どうしたって「なんじゃこりゃ!!」ってなります。

なので正直な話、コンサルティングを始めてからしばらくは情報発信の動機が「利益」になっていました。これは素直に認めたい。これが多分ちょうど10年前ぐらいの話です。

で、そこから2年ぐらいはすごく頑張って、一時期は(物販と情報発信合計で)月に600万ぐらいの利益が出ているような状態にもなりました。

でも、途中で気づくんですよね。「これってなんのためにやっているんだろう」って。

会社を辞めた理由には「人に使われたくない」とか「自分に嘘をつきたくない」とか「やりたくないことをしたくない」とか「後悔しない人生を歩みたい」とか、そういう思いがありました。
それを思い返したときに「今なんでこれをやっているのかわからない」という状態は絶対にダメだったんですよね。その時点で自分のやりたいことができていない可能性がある。

そんな葛藤を感じてから、すぐに仕事の仕方を変えました。

基本的に収入は「その月に暮らせるだけ」に抑えて、その収入を「ピュアに自分がやりたいこと」だけでどう構築するかを考える。これ、やってみると結構大変なんですよね。自分が「嫌だ」と思ったらその収益を捨てないといけませんので。(実際に今までに数えきれないほど成功したビジネスを辞めました。)

その過程で情報発信に関してもそのスタンスを大きく変えました。
本来もっと効率的に活動して、もっと大きな金額を稼ぐやり方もあったのでしょうけども「初心者を対象にすること」「直接指導をすること」「初心者対象だから単価を極力安くすること」という形にこだわり、そのスタイルでここまでやってきました。
色々と考えた結果、この形以外だと情報発信が「嫌」になってしまい、情報発信自体を捨てないといけなかったからです。

その根底には「自分が行う指導になんらかの意義がないといけない」という強迫観念めいたものがあります。つまり、何もしなくても勝手に成功する人に何かを教えるよりも(それがどんなに楽なことか!)僕の指導がなかったらうまくいかなかったかもしれない人に協力することに大きな価値を感じていたんですね。その大義があったから、ここまでなんとかやってくることができました。

そして、もっと言えば仮に僕がその人の成功に貢献したとしても、できればその貢献が「認識されないこと」を目指していました。

「一応コンサルは受けたけど、多分自分の力だけでうまくいった」

こう思ってもらうのが理想の形であり、そうなるためには何が必要かを考えてこれまで頑張ってきたつもりです。(良いことを言いたいわけではなくて、そのぐらいの理由づけをしないと続けられなかったってだけの話です。)

そして、そんなことを考えながらやってきたこの10年で得た経験は、とても素晴らしいものだったし、やっていてよかったと心から思っています。

とはいえ、情報発信。特に個人対個人のコンサルティングってなかなかに体力を使うんですよ。26歳ぐらいからこの仕事を始めて現在37歳。年々感じるしんどさは増しています。

同時にこれは情けない話なのですが、普通にお金がなくなってきました。過去に作った資産もかなり目減りしてきていて、このままいくと近いうちに資金が底をついてしまう。でも今の仕事のやり方を選んでやってきたわけで、「資金が少なくなってきたからその仕事のやり方を一気に変える」という選択肢を取ることもできない。

いや、それを試みたこともあったんですよ。「としぞー」名義でもう少し効率の良いサービスを作って、もっと儲かるようにしようかな?みたいな。
でもできませんでした。
少なくとも8年ぐらい「自分が完全に納得できる仕事しかしない」という生き方をしてきてしまったために、もはや「ちょっとでも違和感を感じる仕事」ができない体になってしまったのです!なんということでしょう!!

だから、儲かるためのアイディアはいくらでもあるものの、それをしようとしてもどうしても体が動いてくれない。特にここ一年はそのジレンマに苛まれていました。

そんなこともあって「40歳ぐらいで一区切りつけるか」という気持ちが出てきたわけです。




2、本当にやりたいこと


僕が本当にやりたいことってなんなのか。

実はこれまでの10年でも「本当にやりたいこと」を目指していました。
それは「インプットとアウトプットだけをすること」です。

僕は勉強が大好きです。新しいことを知ること以上に刺激的なものはないと思っているし、一番の趣味は何かと聞かれたら迷わず「勉強(もしくはインプット)」と答えます。

そして、インプットした情報を脳の中でいったんぐちゃぐちゃにして、そこから出てくる偶発的なアウトプットを楽しむ。

このような「インプットとアウトプット」
できればそれだけを一生していたいんですよね。

それができたらもう何も要りません。

でも、そんなわがままは普通通らないじゃないですか。
(特に家族がいるというのがでかい)

ですから「出来るだけそれが可能な形で」仕事をしていました。
それもあって、今やっている仕事の中心には「インプットとアウトプット」があり、それだけでは足りない部分をセールスや(不本意だけどやらなければならない)アウトプットによってまかなっているのです。
これは単なる力不足ですね。だからこそ、もっと力をつけなくてはと常に思っています。

一般的に言えば、僕は「やりたいことをほとんど実現できている人」だと思います。
普通の人よりも好きなことを仕事にしていると思うし、やりたくないことを選ばない贅沢をしている。これは間違いないです。

でも「ほとんど」ではダメなんですよね。性格的に。
やっぱり本当は「完全にやりたいことしかしていない状態」を作りたいし、そういう人生をわがままに追求してみたい。

でも10年超のビジネス生活の中で、多分その本心に蓋をしていたんです。
気づかないふりをしていたんです。

でも今年に入ってから「もしかしたらお前、自分に嘘をついていないか?」と思うようになり、思ってしまった以上もうそこから目を逸らすことができなくなりました。

今の僕には知りたいことが多すぎます。学びたいことが尽きません。
残りの人生を考えたときに、どう考えても時間が足りません。

いやもちろん、どれだけ僕に時間があっても世の中の全てを知り尽くすことは無理ですよ。

でも、たった一度の人生。
出来るだけ自分の欲望に忠実でいたいんです。
これまでもなるべくそういう風に生きてきましたから。

だから僕が本当にやりたいこと。

「インプットとアウトプットだけをして生きていくこと」

にこの歳になって改めてチャレンジしたくなったのです。


特に勝算があるわけではないので馬鹿な判断だなぁとも思うのですが、その気持ちが臨界点に達してしまったので、これはもうしょうがないです。


*「としぞー」をやりながら、もう一つの仕事にもコミットすれば良いのでは?という疑問もおありかと思いますが僕にはそれができません。やっぱり何かしらの名義で何かしらの発信をすることって、それだけで体力と精神力を磨耗する行為ですから、割としんどいんですよね。
どちらかに全集中するには、どちらかを辞めないといけない性格なんです。



3、これからやること



じゃあ「としぞー」を辞めて何をやっていくのか。

実は3年ほど前から「としぞー」とは完全に別名義で、全く違うジャンルの発信をしています。たまに話題に出すので、自力で見つけた方もいらっしゃるかもしれません。

そちらの発信は「としぞー」よりも更に「インプットとアウトプット」に特化した仕事であり、より自分が「インプットとアウトプット」をしていて楽しいジャンルでもあります。

もしかしたら、3年前から副業みたいな感じで活動していたというその事実自体、自分の本当の部分がそうさせていたのかもしれません。

「としぞー」を辞めた後は、この別名義の発信に今まで以上の労力を投下したいと考えています。

もちろん、そのチャレンジにはそれなりのリスクがあります。
現状、光栄なことに割と多くの読者・視聴者(3万〜4万ぐらい)がいてくれていますが、それでもその発信から生まれている収益は5万前後です。
そこから食えるようになる収益を得るためには、最低でも2年ほどは必要だろうと予想しています。(あくまでも「やりたくないことはしない」なので、過度なセールスなどをしないという前提で)

一方で「としぞー」を続けていれば、なんだかんだ新しいことにチャレンジしなくても、後5年は食っていけるでしょう。それを捨てるわけです。
なかなか判断するのに勇気がいる状況だと思います。

また、そちらの名義での発信に伴って実現したい大きめのビジネスがあります。詳細は控えますが、僕がこの10年でずっと不満に思っていた「発信者のジレンマ」を解消するようなプラットフォームの創造です。こっちはこっちでなかなかのリスクを背負うことになるので、これまた多少の勇気を必要とする判断だと思います。

でもここで決断しないと絶対に後悔する確信があります。
だから、それに従うしかない。

思うに、僕は起業してからずっと、そのような「勘」に従ってきました。
ある程度うまくいったビジネスを「なんか違うと思うから」という理由で辞めてきましたし、3人目の子供ができたことに伴って収入を一気に減らしたときも、その理由は「多分そうした方が良いから」でした。そして、それらの判断を振り返って後悔したことはありません。

今回の判断に関しても、明確なロジックや勝算があるわけではありません。
単に「そうした方が良いっぽい」という勘です。でも、今どうしようもなくそれに従いたいと思っている。

また、個人ビジネスについての発信者としての「矜持」も影響していると思います。

曲がりなりにも僕は古参の情報発信者です。
物販の発信者で、僕が始めた当時から発信を続けている人って2.3人ぐらいしか知りません。(まぁそもそもこの界隈の人を全然知らんのでなんとも言えませんが)

無駄に長い期間「個人ビジネス最高!」とか「仕事が選べるんだからわがままに選んで良い」とか言っているわけですよ。そんな張本人が、自分に嘘をついて不満を持ちながら仕事をしているのは違うじゃないですか。

率先して個人ビジネスの最高さを体現していくべきだと思うんです。


だから、40を手前にして僕は新しいチャレンジをします。
家族もいるし昔ほど体力もありませんから、なかなかにハードな挑戦になるでしょう。でもやり切ります。

やりたいと思ってしまったから、やり切ります。
自分に嘘をつかないために、やり切ります。
個人ビジネスの良さを体現するためにも、やり切ります。


これからは今以上に「インプットとアウトプット」にこだわった活動をして、自分の夢を叶えていきたいと思っています。





4、「最後」に向けて



という感じで、近いうちに「店じまい」の準備を始めていきます。
具体的には来年の中頃には完全に世界から「としぞー」を消滅させられるような準備ができたら良いなと思っています。

その準備に際してまず絶対にやりたいのは「輸入転売」の情報をなんらかの形に残すことです。

輸入転売における基本的なノウハウ、応用テクニック、0→1を達成するためのマインドセット、方法論。これらを一つのコンテンツにまとめて、安価で手に入れてもらえるようなものを残したいと思っています。
なんか既に超絶めんどう大変な気がするのですが、頑張って作ります。自信はあります。

あと、最後に飲み会やりたいですね。
「としぞー」の活動の一つとして大規模な飲み会がありました。
忘年会に100名近い方が参加してくださることもあり、その集まりが参加者同士のつながりを作り、それがどんどん派生して結果的に大きな何かを生み出した。そういう要素は必ずあると自信を持っています。
なので、最後にはまたそんな集まりをしたい。さよならパーティですね。これもやろうと思います。

また、ありがたいことに「としぞーを辞めた後はコンサルティングを受けることができないのか」「近いうちに受けたいと思っていた」と言ってくださる方がいらっしゃいます。そのようなケースにおいては、前もって話を通してくだされば、仮に「としぞー」が消滅した後でも、僕本人として対応するつもりでございます。(既にコンサルティングを受けている方で、一定期間までサポートをお約束しているものに関しても、約束通りその期間サポートを続けますのでご安心ください)

上記のように「としぞー的能力」を必要としてくださる方に、その能力を提供するのは(新しく力を入れる仕事の時間を損なわない範囲においては)僕にとってなんらストレスにならない仕事です。ですから、そういうご要望があれば積極的に受け付けたいと思っています。
「としぞー」消滅後、例えば顧問契約のような形で毎月事業相談に乗るとか、一定量の時間を誰かの事業にコミットする契約をするとか。
ぶっちゃけそこで得られる報酬は新しいチャレンジのためにもすごくありがたい要素ですから、むしろ雇ってください。すごく助かります。

実際、既にそのような感じで雇って?くれている元クライアントさんが一名います。その方の事業には時間契約でコミットし、現在年商10億円に向けて邁進しております。(こうやって人の手伝いをするのは楽しいんですよねぇ)もちろん、僕は僕で雇用に必要なコスト以上の価値を数倍にして提供するつもりで動いていますが、こうやってサポートしてくれること自体が僕自身の新しいチャレンジにおいての安定性を担保してくれるんですよね。Tさん。マジでありがとう。

まぁ本心を言えば、そんな感じで「としぞー」(は消えるので僕本人)を必要としてくださる方が複数人いて、その方達が僕の稼働時間の1/3ぐらいを買い取ってくれて、それによって生活費の大半をカバーできれば、もう一つの「本当にやりたいこと」に対してピュアに打ち込めるので、それが一番良いんですけどね。

とはいえ、そこまでの需要はないでしょうから、足りない分は頑張ってなんとかします。

そんな感じで、来年は新しい人生を開拓する年です。
正直、わりと不安です。

でも、不安を感じるということは変化しているということです。
そういう意味で、久々にワクワクしている自分がいます。
来年は生きるのがすごく楽しくなりそうな気がしています。

わがままですみませんが、ご理解いただけると幸いです。
宜しくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?