良いアイデアとは何か?
お疲れ様です。
これはキタァ!!!と思うアイデアでも、1日寝かすと平凡に見える事ってありますよね。
何事も一度は寝かせてじっくり考えることが大切だと考える押川です。
一度離れて客観的に見るのって大事ですよね。
さて、本日のテーマはこちら。
「良いアイデアとはなにか?」
になります。
起業を志す人は常に面白そうなアイデアを探してますし、
投資家を志す人もまた今後伸びそうなアイデアをリサーチしているかと思います。
世の中を見てみれば課題の数、解決策の数だけアイデアはあります。
そんな中で本当に良いアイデアとは何でしょうか?
考えていきましょう。
❶ 良いアイデアとは?
皆さんにとって良いアイデアとはなんでしょうか?
・儲かるアイデア?
・ニッチなアイデア?
・最先端技術を使ったアイデア?
・社会貢献のできるアイデア?
色々あると思います。
そんな中で今回取り上げたいのは、「起業の科学」にて取り上げているスタートアップにとっての良いアイデアを考えていきたいと思います。
スタートアップにとっていいアイデアとは
「課題の質を上げて、ソリューションの質を上げたのが良いアイデア」
ということになります。
どういうことか見ていきましょう。
❷ ソリューションが先行してしまいがち
一見良いアイデアに思えるものも、実は原石であり、始まりでしかありません。
図から見てわかる通り、良いアイデアとは課題の質を上げてからソリューションの質を上げていくという流れになります。
ですが、スタートアップでやってしまいがちなのが
・ソリューションありき
・プロダクトありき
・技術ありき
でビジネスをスタートしてしまうというものです。
「こんな技術でこんな解決策を提供できたら面白いよね!」
たしかに面白いのですが、顧客にとっての課題が置いてきぼりになってしまい、結局集めた人材で開発した技術を顧客は「あったらいいよね」とは思うものの、痛みが生まれるほど高いレベルの課題ではないため「購入」までいかず頓挫してしまいます。
(プロダクトありきになる気持ち、僕もめっちゃわかります...)
そのためアイデアを練るときは、まずは顧客と向き合い、課題の質を上げてからソリューションの質を上げることを考えるのが良いといえます。
❸ 課題の質を上げる
では、課題の質を上げるとはなんなのでしょうか?
これは
「顧客にとって本当に痛みのある課題」
にまで高めるということです。
・顧客が強烈にそのサービスを求めている
・そのサービスがないことによって本当につらい思いをしている。
などなど。
こんなのあったら面白そうだよね、ではなく、誰がそれを強く欲しているかを考えることになります。
そこで課題を考える際にまず大切になるのが、「誰の課題を解決するか?」ということです。
1. 自分自身の課題
2. 身近な人の課題
3. 第三者の課題
1番目と2番目の場合は共感しやすくメッセージ性が強いのですが、客観性を失いがちなので注意です。
逆に3番目は客観的に課題を見ることはできているのですが、痛みの検証が表面的になりがちなため、掘り下げが必要です。
課題を解決する際に大切なのは1番目や2番目のように「自分ごとのように考えることができるかどうか」になります。
なぜ大切なのでしょうか?
❹ 大切なのは熱意
自分ごとのように考えられない赤の他人の課題を熱意をもって考えるのは困難です。
熱意があるからこそ、課題を深堀りする原動力が生まれ、
課題を深堀りできたからこそ、より一層痛みに共感でき、
痛みが明確にわかったからこそ、説得力が生まれ、
痛みの理解と説得力があるからこそ
①ビジョンやミッションが生まれ、周囲からの共感が得られ、協力者が集まる
②自分自身がブレず行動量が上がる
(創業って大変だからね!ブレそうになるよね!)
課題の質を上げ、とことん突き詰めるのに大切なのは自分ごとのように考えられる熱意ということですね。
❺ おわりに
いかがでしたでしょうか?
具体的な課題の質の上げ方やソリューションの考え方や検証の仕方などはまた別でまとめたいと思います。
今回は「顧客にとって本当に痛みのある課題なのか?」を考える習慣を持ってもらえれば幸いです。
本日はここまで。
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