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経営管理部がスタートアップの”スピード”を支えるということ

こんにちは。2023年1月にキャディ株式会社に入社したコーポレート本部 経営管理部の兼平(カネヒラ)です。入社して半年の節目に、シリーズC資金調達に寄せて、自身と経営管理部についてnoteを書くことにしました。

コーポレート本部長の芳賀が資金調達、組織について書いているnoteも合わせてご覧ください。部門のトップをして、クレイジー(笑)と言わしめる私達の組織について、またそこに所属する1人のメンバーとして何を考えているのかお伝え出来ればと思います。


自己紹介となぜキャディか?

まずは、簡単に自己紹介を。

自動車・モータースポーツが好き、好きなものを世の中に広める仕事がしたいという理由で、新卒でHondaに入社しました。管理会計・FP&Aと呼ばれる領域からスタートし、財務会計や経営企画などを経験します。その後、転職し、金融、ITなど様々な業界に挑戦してきましたが、一貫して管理系の部門を経験してきました。

製造業を経験した後、金融、ITに関わってみて思うことは、モノがないことでスケーラビリティを確保しやすいこと、データが取りやすくビジネスの構造をシンプルに保ちやすいということです。管理や統制、または収益性といったことを考え続ける管理部門にとってもこれは魅力的な要素です。

そう思いつつも、再度、製造業に挑戦しようと思ったのは、モノがあることで複雑性が高く難易度が高いことが好きで、また挑戦したいと思ったからです。入社早々にその複雑性の壁にぶつかることになるのですが。

キャデイに来たきっかけは3年越しのリファラルです。話を聞く度に、事業が大きく変化していくスピード感や、取り組んでいる課題の大きさに興味を抱いていました。また、管理系の職種はどこの会社にもある業務、仕事だからこそミッションを大事にしたいと考えており、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッションの実現に貢献したいという想いを抱きました。

キャディに入社してからは、経理の高度化や、US法人の設立、CADDi DRAWERの会計論点の検討・経理のフロー構築、稟議決裁の改善など様々なことに取り組んできました。

これまで学んできたこと、経験してきたことを活かすシーンもありますが、それをどうキャディに当てはめていくか、より良いものにしていくかを考えることが非常に楽しいです。それだけでなく、新たな学びも非常に多く刺激的です。


コーポレート本部のMtg風景

経営管理部はどんなところ?

コーポレート本部には、経営企画部、経営管理部、人事総務部の3つの部署があり、経営管理部では、経理財務、FP&A、ガバナンス、法務知財、情報システム、海外管理を行っています。

各領域のプロフェッショナルが集まっており、各メンバーがその専門性を活かし、また新しいことを学びながらミッションの実現に向けて活躍しています。今のキャディの事業フェーズでは、部署にこだわらず、自分の役割や専門性を超えて力を合わせて行くことが求められますが、どんなときも背中を預けられるメンバーが集まっており、クレイジーな状況も乗り越えることが出来ています。

そんなメンバーが集まる経営管理部ですが、それぞれの魅力について触れておきたいと思います。

経理財務の魅力は、課題、会計論点が次々と生まれてくることであり、幅広く経験を積むことができる点です。現在、キャディは500名を超える組織になっていますが、2つの事業を展開し、ベトナム、タイ、アメリカに進出しており、まだまだ体制が成熟しきっていないため、会社を支える経理財務の仕組みづくりにも挑戦できます。

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FP&Aの魅力は、経営の意思決定支援に重要な役割を果たせることです。現在、事業×グローバル化で複雑になるキャディのビジネスにおける羅針盤となるべく奮闘しています。経理財務など経営管理部の中だけでなく、事業とも密接に連携していく必要があり、その難易度が高いことも醍醐味です。

ガバナンスの魅力は、キャディの経営基盤そのものをつくることに関われることです。今回のシリーズC資金調達を通して多くの投資家に支援頂くだけでなく、お客様やサプライパートナーなど多くのステークホルダーに支えられる中で、信頼がおける会社の基礎をつくることがますます大切になっています。意思決定プロセスの高度化やリスク管理など様々な領域で会社の基盤づくりを行っていきます。

法務知財の魅力は、CADDi MANUFACTURINGとCADDi DRAWERという全く異なるビジネスモデルを持っていることで、広範なカバー範囲に対応していく必要があることです。関係する法令、規則が広いだけでなく、事業フェーズやコントロールすべきリスクなどへの感度も重要になります。

情報システムの魅力は、グローバルで活躍するメンバーの生産性を支える環境を構築すること、セキュリティへの要求に適切に対応することの難易度が上がっていることです。人が増え、事業・組織が大きくなる中で、各種システムの導入やルールの浸透は容易ではなく、キャディにとって最も良い状態をつくることへの挑戦はやりがいがあります。

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海外管理の魅力は、変化が大きいグローバルビジネスに挑戦できることです。管理部門として、法律や税制、商習慣の違いなどに対応していくだけでも大きな挑戦ですが、同時にビジネスプロセスの構築に貢献していくことができます。

おわりに

管理系の部門はルールをつくることや、リスクを低減することが主な仕事と思われがちです。実際にそういう側面はあると思いますし、そういった判断が重要なこともあります。しかし、管理系の部門こそ、ルールづくりを通じてカルチャーをつくり、活かして行く必要があります。リスクは低減すればよいものでなく、コントロールされるべきものです。勇敢と無謀は紙一重の差であり、その紙一重に深く関わっていくことで、ビジネスのグロースの実現に寄与していきたいと考えています。

私が好きなモータースポーツに例えるなら、最速のスピードでコーナーを曲がろうと思ったら、アクセルだけではダメで、ブレーキも等しく重要ということです。コーナー手前の適切なタイミングでブレーキを踏まなければカーブを曲がりきれずコースアウトしてしまいますし、早くブレーキを踏み過ぎれば、あっという間に失速、オーバーテイクされてしまいます。特にスタートアップはスピードが早いため、ブレーキを踏むポイントも非常に狭く、踏み加減もシビアです。この見極めは日々、試行錯誤を重ねているところですが、それを真剣に考えることが非常に楽しく、やりがいがあり、スタートアップの管理部門に挑戦する醍醐味なのだと思います。

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