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処理水を知る㉓-生活クラブの抗議文

 生活クラブ(生協)が、放射能処理水の「海洋放出」実施計画審査書案の了承に対する抗議文を、岸首相と経済産業大臣に提出したという記事を見た。
 抗議の理由は、次の3点である。

 1 民主的な合意形成が行われていない
 2 トリチウム以外の放射性物質の残留量や総量が明らかになっていない
 3 海洋放出による漁業と子どもたちの将来への悪影響が懸念される

上記記事

 文科省から出ているこの資料を見れば、原発のトリチウムは、国内外ですでに自然界に放出されていることがわかる。生活クラブの方も、当然ご存知だろうが、ではなぜ、福島原発からの海洋放出だけに反対するのであろうか。細野豪志氏がYou Tubeでそのことを語っていて、私も納得することが多かった。
 
 東日本大震災後、生活クラブは、提携生産者への支援、市民団体と連携して原発事故被害者救済や脱原発社会をめざす活動など、震災復興のためにいろいろと支援してくださったそうである。

 妥協点はないものだろうか。


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