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錦鯉の行き着く先は?

小千谷にて
レン『今年も幼魚展だねー😊😆』
としお『そうだねー、レンちゃんも取材について来てくれる?』
レン『もちろん!😊 へぎそばに、日本酒に♪』
としお『食べるのは、仕事のあとね!😅』

レン『わかってるよー』

としお『おいおい💦今年の全体総合はA品種もB品種も同じ人の鯉じゃん💦😅』

レン『すご〜いッ!💦ていうか、今年の幼魚展、どんどんレベル上がってない?』
としお『本当だよね💦、今までは入門的な大会で、賞の数も少なかったのに、いつの間にやら、賞の数や、出品している鯉の金額やレベルが跳ね上がってる💦😓』

〜ガヤガヤ〜
『いや〜、この前オークションで○○万円だった鯉を出したけど負けちゃったよー笑笑』
『あの賞の鯉は○○○万円だって噂ですよ笑』
『○○賞を取れたんだから、○○万は安かったかな〜』

としお『おいおい💦💦 周りから聞こえてくる話はなんだか、恐ろしく景気の良い話だな…』
レン『… そうだね。 なんか気分悪いから、宗平さんちに行きたい。』

としお『宗平さんに電話してみるわ』

宗平さん『ハハハッハ!そりゃそうだがよ😁 アイツら金で賞を買ってるんだから、気分良くないよ笑 
まあ、俺が本気を出せば全体は余裕だけど、勝っても小さい鯉じゃつまらんし笑笑』

※簡単に宗平さんの紹介。
 宗平:レンちゃんのお父さんの先輩。野池作りの達人で土や水を見極めることや、野池飼育の達人。
いい鯉を作ってるが、お酒やみんなで遊ぶのが好きだから、割と鯉をお金に変えてしまう。
若い子からも慕われてる親方気質の越後人。

レン『なんか気分悪かった… 結局、業者ありきの品評会なんて、ちっとも面白くない』
宗平『そりゃそーよ。鯉よりも名誉やお金で遊んでるんだから💦 まあ、そういう人たちは数年で鯉に飽きてしまうのよ。本当の鯉の面白さも息の長さも楽しめないで終わるある意味可哀想な奴らよ』

としお『今年の品評会は、餅つきやコスプレイヤーさん、いろんなイベントもあって割と良かったのかなと思ったけどどう?』

レン『金持ちの成金を喜ばせる余興でしょッ!』

宗平『そう怒るなよ💦 鯉を高値で買ってくれる人もいるから業界は回ってる。ただ、一部の鯉屋は儲かっているけど、ほとんどは在庫が売れずに、嘆いているよ… 品評会も一部の業者が回されるようなもんだし、難しいよ』

としお『業界はどこに行くんだろうね… 国内の需要やファンを増やすのも勿論大事だし、とはいえ、今いる人たちも満足させないと行けないし…』

レン『あと何年、この業界は生き残るのやら…』

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