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伝えることは簡単だけど、伝わる様に伝えることは難しい

こんばんわ。

日頃のトレーニング指導や、講師として活動をしている時、他業界の方と打ち合わせを行う際などに気を付けているのが「伝わる様に伝えること」。

一方的に伝えることは簡単ですが、「伝わる様に伝えること」って、かなり難しいですよね。

業界&専門用語と一般的な言葉

最初に気を付けなければと思うのが、業界用語や専門用語を使わないこと。

「ザギンでシース―」ではありませんが、その業界特有の言葉を使ってしまうと、相手には分かりにくいんですよね。

他業界の方とメールのやり取りをしたり、打ち合わせをしている時に、「この言葉どういう意味だろ?」という用語が使われていたりすることが多々ありますが、その時って、わざわざ調べないといけないので、相手の時間を奪う行為に繋がるんですよね。

ただ、これって意識をしないと改善が難しく、その業界に長くいると、それが「普通」になってしまっているので、無意識にその言葉を選択しちゃうし、それが業界用語とか専門用語という事に気が付かないんですよね。

更に、最近はテクノロジーの進化も相俟って、よく使っている言葉が、文字を打っている最中に「予測変換」されて出てくるので、ついつい、そのまま使ってしまいがち。

その為、一般的な用語なのか?業界特有の用語なのかを、意識して選択することがとっても大切。

相手が興味のある事に絡めて伝える

こちらも当たり前ではありますが、相手が興味のある事に絡めて伝える事。

情報が爆発的に増加した現代においては、全ての情報を受け取ったり、記憶したりは出来ない為、自然と情報の取捨選択をしていますよね!

その時、相手の注意を引き、記憶にも定着しやすい様に、相手が興味を持っている事に絡めて伝える事が大切。

ただ、相手によって興味がある事は異なり、例えば、経営者を相手にプレゼンするなら、売り上げや利益の向上を伝えた方が響きやすかもしれませんが、現場の社員を相手にプレゼンするなら、お客様の喜びアップや、仕事の手間を減らせることと絡めて伝えた方が、響くかもしれません。

その為、伝わる様に伝える為には、相手のことをよく知る事が必須ですね。

秘密のケンミンショーで地域の特徴を学ぶ

そして、相手に分かりやすく伝える為には、抽象↔具体の様に、全体的な考えを伝えた後に、イメージしやすい様に具体例を提示するなど、抽象的な内容と具体的な内容を適宜使い分けて話しますよね。

その時に用いる具体例って、地域性を考慮したものの方が分かりやすく、相手に伝わりやすいかなと。

例えば、関西の方が、東京の方と話をする時に「海遊館くらいの広さです」とか、「天保山くらいの高さです」みたいに言ったとして、せっかく具体例を出しているのに、相手にその広さや高さは伝わりにくい訳です。

その地域の人が知っていたり、愛着がある建物だったり、その地域を代表する食べ物の様な、具体的な物を用いることはもちろんですが、その地域の文化的な背景を理解しているからこそ伝わることであったり、楽しさがありますので、ある程度、その地域の文化も含めて知っておくことは大切かなと。

そういった点では、「秘密のケンミンショー」は良い学びだな~と、個人的に思っております。

伝える事は簡単ですが、伝わる様に伝える事って本当に難しい。

ただこれからも、専門用語や業界用語を可能な限り用いずに、相手に興味がある事と絡めて、地域性を考慮した具体例を交えながら、伝わる様に伝えていければなと。

このnoteが伝わりにくいというオチにならない事を願いながら、締めさせて頂きます。

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