迷いながらやらない|"できない"ベースでやらない

気が重いタスク、気が乗らないタスク、そういうものに手を付ける時に、それを実行することを「迷いながら嫌々やる」とか、「できないと思いながらやる」といった姿勢は、多くの時間と労力をムダにしてしまう。

重いタスクにも1分でいいので手を着けることで、先送りを防いでプロジェクトを前に進める「1分着手」という効果的な手法なども、その1分をダラッと、やっつけで、嫌々で、といった態度でやるのなら効果は少ない。


手を付けながらも「どうにかこのタスクをやらなくていい言い訳」をずっと探していたり、「失敗する理由」や「失敗した後の弁解を考えながら」やっていたりなど、態度として「その実行にエネルギーがこもっていない」取り組みには気をつけたい。

意外と、自分の苦手なタスクには気づかないうちにその姿勢になっていることがある。

実際の例で、10分で完了できることが2時間かかるなどという恐ろしいロスが発生したりする。こういったことが態度1つで起こるのだ。集中力の質レベルが何段階も変わり、見えるものが変わるためだ。


どんな嫌なことでも、やらなければならないのなら「まずは手を着ける」ことが重要なのは間違いないけれど、手を付けながらもネガティブな態度でタスクに取り組んでいる時は、ツライ時間が続くのでますますそのタスクへの取り組みは嫌になっていく。(そうして後回しされ、後日へと先送りされていく)


1番の問題は、その取り組み方は癖になることだ。そしてそれが育つと、24時間の中の少なくない時間が、毎日その癖に食べられることになる。

「やっているんですけどできないんです」という事柄が慢性的に発生している場合、自分の取り組みの態度を見直してみるといい。

きっと迷いながら取り組んでいるか、できると思わずにただ手を付けているなど、「そのタスクに手を着けること自体」が目標にすり替わっていて、それをやることで叶えたいハズの本来の目標を叶えるためにそのタスクをやっているのだ、という点に照準があっていない。

もし照準があっていてもできないものは、自分に向いていないケースがあるので、諦めて手放すか、人に振ることを検討してみるのもいい。

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