預金通帳の残高が30万円を切って倒産寸前だった整骨院が、「予約の取れない繁盛院に復活」した5つのノウハウ

こんにちは。


利光整骨院・ボディバランス大分

代表の 利光 正です。


タイトルの治療院は、恥ずかしながら当院のことです。

いいえ、ただ自慢がしたい訳ではありません。



●「完全自費の治療システム」に移行

 

思えば今から約15年以上前に

健康保険の数こなし治療に嫌気が差し、


当時は「マーケティング」をまるで知らないまま

来院患者さんはそのままで、


「完全自費の治療システム」に移行しました。



●預金通帳の残高が30万円を切り倒産寸前の危機


これまで1コインでおつりがきていた治療費が

いきなり初診8,000円、2回目以降が6,000円

の治療費にシフトした関係で、


あっという間に既存顧客の離脱が起こり

新規患者さんのリピートも、ままならなかった為

患者数が激減してしまい、


何とか1年間は、経費を切り詰めて頑張ったものの

「預金通帳の残高が30万円を切って倒産寸前の危機」

に追い込まれました。



●「治療技術セミナー」へは通い続けました。


ただ、治療の勉強だけは続けたかったので

当時は、なけなしの貯金をはたいて

「治療技術セミナー」へは通い続けました。


県外セミナーに泊まり込みで参加した時は

ホテル代節約の為、真冬なのに車の中で寝泊まりし、


慣れない車内での睡眠姿勢で寝違えて

首が回らなくなったことがありました。


またセミナー後の懇親会参加費が払えず、

夕食はコンビニで、バナナと消費期限の切れたパンを買い

細切れにちぎって食べていました。


お風呂は、セミナー会場近所の銭湯に通ったり

友人のマンションに無理言って

泊めてもらったこともあります。


駅から離れた会場へは、タクシー代節約の為

1時間以上をヘトヘトになりながら歩いて行きました。



生活費はまとまったお金がないので

妻にはその日の収入をかき集め

1日単位で渡していました。


2人目の子供には女の子なのに

長男のお下がりを着せたり、


妻は近所にスーパーがあるのに

少しでも安いお店へ時間をかけて

自転車で買い物に行っていました。



●「もうついていけない!」離婚の危機


夫婦間はいつもギシギシして、言い争いが絶えず

「夫婦喧嘩の中に幼い子が泣きながら割って入る」

ことも多々ありました。


そんなある日、妻から「もう実家に帰りたい・・」

との申し入れがありました。



思えば東京で8年間インターンしていた時に

患者として通っていた4歳下の彼女に好意を抱き、


地元大分で開業の為、帰郷するタイミングで

東京の彼女の両親の反対を押し切って

大分に連れて帰り(もちろん同意の上で、さらった訳ではありません)


結婚と開業がほぼ同時で、子供もすぐに2人授かった為

決して生活は楽ではなかったものの

守るべき者の為、休日を惜しんで働きました。



その後、院経営は徐々に軌道に乗り、開業資金も完済、

2Kのアパートから4LDKのマンションへ引っ越して


心機一転、順調に売り上げを伸ばし続けていたので

多少のおごりがあったのかもしれません。



●「冗談じゃね~俺の人生このまま終わってたまるか~!」


私自身、幼少から武道を習っていたので

少々の困難には耐える覚悟でいましたが、


さすがに最愛の妻から離婚の話があった時は

全身から「抗重力筋が抜け落ちてしまった」

かのごとき、脱力感に苛まれました。


朝、一人でランニングに行った誰もいない河川敷で、


「冗談じゃね~俺の人生このままで終わってたまるか~!」


と大声で叫びながら、涙が止まりませんでした。



●どん底の経営状態から立ち直るきっかけとは?


ここで「どん底の経営状態から立ち直るきっかけ」

となった経営戦略の一部をご紹介させて頂きます。


これは、勉強熱心な先生はご存じのことと思いますが、

世界一のマーケターとして呼び声の高い


「Jエイブラハム」が唱えた

【パルテノン戦略】の一部です。



古代ギリシャのパルテノン神殿は

複数の柱が巨大な神殿を支えています。


よって大地震や風水害時でも、他の建物が崩壊する中で

ビクともしなかったそうです。


逆に一つしか柱がなかったら・・

(治療院で言うと収入減が1つだとしたら)


とても不安定な状態になると予想できます。



◎「収益の柱を複数作る」

◎「その柱を強化する」


との流れで『何があっても動じない経営基盤』

が構築できます。


治療院大競争時代の中、一見安定経営を続けていても

今の世の中、何が起こるか分かりません。


もしもの時?(ない方がよいですが)

は何かの参考になれば幸いです。



◎【倒産寸前の治療院が復活した5つのノウハウ】

 

~その①【自律神経整体】


これは当院の「メインとなる大きな柱」です。


まずはこの柱を中心に「サブメニューを補完」

していきました。


やはり『絶対的な決め球』があってこそ

その他の施策にも余裕をもって臨めます。


ここでは、概略のみとさせて頂きますが

詳しくは、今後のメルマガで

「具体的症例」等もお伝えしていきます。



当たり前のことですが、あらためて

「身体と心は一つ」です。


身体的な不調はメンタル面にも影響するのはもちろん、

「精神的ストレスや感情的な悩み」も

身体バランスをくずし、様々な不調を起こします。



昨今は、うつ病、パニック障害、統合失調症、各種恐怖症

が年々増え続け、専門と言われる精神科医では

薬を処方するしかないのが現状です。


自律神経整体により、構造的バランスと精神的な問題を

同時に改善できれば、患者さんの絶大なる信頼を

勝ち取ることが可能となります。


 

~その②【美容整体の導入】


大部分の治療院は、女性患者さんが主流です。(当院7割以上~)

それも30~50代の、健康と体系の不具合が同時に起きてきます。


多くの治療院は「痛み等の身体的不調」を

改善するメニューしかありません。


治療目的で来た女性患者さんが

「体型の悩みも同時に解消できる」と知ると、


痛みが取れた後も(信頼関係ができていれば)

「美容メニューの提案」ができます。


これは、治療を「ニーズ商品」とすると

美容はいわゆる「ウォンツ商品」との位置づけとなります。


美容のメリットは、治療に比べて緊急性が少ない為

その場で大きな結果を示さなくても、


自分事と実感してもらえれば、長期的に通っていただき

施術単価もLTV(顧客生涯価値)もグ~ンとアップします。



本当にやらない手はないので、もしご興味があれば

その為の集客法やプレゼン、結果を出す手法、フォロー体制など

実戦的アイテムもご紹介させて頂きます。



~その③【マタニティ整体&産後の骨盤矯正】


多くの治療院では、女性患者さんが妊娠した時点で

来院での施術がストップされます。


これは病院で出された薬は飲めないし、

ぐいぐい押すマッサージや、ボキボキする矯正は大変危険な為、

治療を申し込んでも断られることが多いです。



また産後の骨盤も、一般的には3か月経過しないと不安定な為、

通常の施術では対応できないのが現状です。


当院で行う手法は「まるで赤ん坊のほっぺたを撫でる」

ような最小限のタッチで、


「臨月の妊婦さん」から「産後直後の方」まで

安全に施術が可能です。



むしろ一番つらくて大切な時期に

どこに行っても治療をしてもらえないので、


効果的にアプローチできれば

独占的に選んでもらえます。



~その④【女性のお悩み改善コース(冷え性・便秘改善)】


多くの女性は「冷え性」と「便秘」に悩んでいます。


『体温が1度下がると免疫力が30%低下する』

のは今や常識となっています。


増え続ける、「癌やアレルギー」も低体温による

免疫力低下が大きな要因になっています。


また「腸内フローラ」(腸内細菌叢)が認知され

免疫の主役が腸にあることは皆が知っています。


慢性的な便秘が解消すると体調もよくなり

ポッコリお腹もスリムになります。


これらの状態を、薬に頼ることなく改善に導くことで、

「本質的な体質改善を提供」できます。



~その⑤【ロコモティブシンドローム対策】


超高齢化が加速する日本では、それに伴い

「ロコモティブシンドローム(運動器の機能低下)」


を起因とした転倒や寝たきり、

認知症の予防までつながります。


これも

「身体構造を熟知した治療家ならではのアプローチ」


で、健康寿命を延ばし、日本の増え続ける医療費の削減

へと、社会貢献にもつながります。



~追加の⑥【栄養素の指導】


もう一つ、大事なメニューを書き忘れていました。


人間の体は食べたものでできています。


今の体は、過去に食べたものの集合体です。

また今後、何を選んで食べるか?


で未来の体(体質、健康状態)が決まります。



病院をはじめ、多くの治療院では

栄養学を詳しく学んでいる所は少ないようです。


ただ本質的に患者さんを健康状態に導くには

栄養学なしでは成り立ちません。



当院では栄養学の資格を持った女性スタッフが

患者さんの食の悩みに直接アプローチし


食生活改善のアドバイスができるので

女性患者さんからの絶大的な信頼を得ています。


またそのために必要な物販を絡めることで

単価アップが可能です。


もちろん無理に押し付けるのではなく

必要性を理解、納得して頂いた上で


患者さんから「それください!」

と自ら購入して頂くので

クレームや悪評が立つ心配はありません。



~以上、まだまだありますが

利光整骨院が現場で来院患者さんに、


いわゆる【アップセル&クロスセル】

(主訴に関連のある症状へのアプローチ)


で、リピート率と患者単価を上げながら、

信頼関係を結んでいる「戦略的メニュー」


をご紹介させて頂きました。



「治して終わり・・」では、お互いの機会損失になり

今後ますます経営が行き詰ってしまう

可能性が高いと思われます。


ピンときた嗅覚の鋭い治療家(経営者)様は

お気軽にご相談ください。


(必要とあれば、具体的な戦術まで

アドバイスさせて頂きます)


以上、

「倒産寸前の治療院が予約の取れない繫盛店に

復活した5つのノウハウ+1」


をご紹介させて頂きました。



最後に、私が感銘を受けたエピソードに

『ピカソとゴッホの違い』

というたとえ話があります。


これは、ピカソもゴッホも

芸術界の巨匠として有名ですが、


この2人は「全く異なる人生」

を歩んだそうです。


ゴッホは描いた絵が中々売れずに、貧困を極め

ノイローゼとなり自身の耳を切り落として、


当時お付き合いしていた女性に形見として送り付け

自殺をしてしまったたそうです。


絵が世間に認められ売れ出したのは

死後のことなので、ちょっと悲しすぎますよね。



片やピカソは、資産家を自宅に招き展覧会を開いて

自身の「作品の独自性と価値を伝え」


高額で売りさばくことで

莫大な資産を築いたとの事です。


芸術家としての実力は大差ない

(むしろゴッホの方が上?)のにも拘らず


両極端な人生を進んだ大きな違いは


「経営的思考(マーケティング)の差」


だと言えます。



まさに

「治療技術のみを追い求めて

経済的困難な状態になった昔の私」


と、「そこから復活した現状」が

この二人のストーリーに重なります。


もちろん治療家ですから


「技術力を高めるのが最優先」


なのは間違いありません。



ただ、例えば

いくら160キロを投げる剛腕投手でも

コントロールが効かなかったり、


球種に乏しかったり、打者との駆け引きや

投手としてのマインドやコンディショニング


ができていなければ、

「永続的に活躍するのは難しい」

と思われます。



ご縁を頂いた治療家様には

「卓越した治療技術」はもちろん、


そのスキルを活かして

『更なる進化と繁栄』

を実現して頂きたいと願います。



既に実績を出されている先生には

釈迦に説法で恐縮ですが、


何かの「ブレイクスルー(現状の打破)」

のヒントになれば幸いです。


最後まで読んで頂き

誠にありがとうございました。<(_ _)>



PS・・・具体的に質問等があれば

お気軽にお問い合わせくださいませ~(*^-^*)

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利光整骨院・ボディバランス大分

代表 利光 正

〒870‐0844 大分県大分市古国府8-2

TEL・FAX 097‐546‐2715

E‐Mail:rizumu-123@r2.dion.ne.jp

URL:https://www.kotsuban-oita.jp

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