【メンバー投稿】日本社会の"depression" by.M.K
※depression: 意気消沈、憂鬱
こんにちは。ご無沙汰しております。
昨日、私たちつなぐ会の提出した陳情に対する東京都・都議会の反応、回答を見るために、都庁を訪れ委員会を初めて傍聴しました。
結果や各会派の姿勢に関しては、後ほど"会としての"報告があると思うので、こちらでは別視点での、私の"個人的な"感想を述べたいと思います。
私が傍聴して驚いたこと。
それは、全体の雰囲気がどんよりとしていたことです。
"結果はもう決まってる"、"早く終わらないかな"、なんて心の声が聞こえる。眠ったり、つまらなそうに椅子を左右に揺らしたりする方もいる。
それも1人や2人ではない。そっちの方が"マジョリティ"なのです。
東京都側、都議会議員側、両サイドの多くの人からそのようなものが発せられていました。
まさに月曜日の朝の満員電車のようなどんよりとした"アレ"です。
そのような重たい雰囲気の中にいて、少し精神的に疲れてしまいました。
もちろん、住民の声を聞き、真剣に質問してくださる議員の方々もいらっしゃいました。
しかし、採択か不採択かを決める場で、採択に賛成派として起立してくださる方は少数。
しかもその方々がたまたま全員女性だったこともあるのかもしれません。
いわゆる"干す"カルチャーというんでしょうか。
起立してる方々へのまわりへの視線が冷めているというか、無関心というか。
どんよりとした雰囲気の中で堂々と起立していただけた議員の方々に対し、感謝の気持ちと、申し訳なさを感じました。
私にはこの起立の場面が、今の日本社会の風刺画のように思えたのです。
子どもや若者や女性が社会に対して声を上げることのハードルの高さを的確に表しているように感じました。
こういう空気感は若者の自殺率の高さ、自己肯定感の低さにも直結しているのではないでしょうか。
悲しいことにあまり報道されませんが、
特にいじめを受けていたわけではないけど、将来に希望が持てないという理由で、生きづらさを感じていたという理由で、自ら命を絶ってしまう若者が日本にはいるのです。
この、どんよりとした重たい雰囲気。
"そこ"(=都議会)だけではなく、日本社会の色々な場面で感じます。
そんな日本社会の体制の"古さ"を感じて、
このような社会では自分の心が持たないとさえ感じてしまいました。
久しぶりに海外のオープンな空気感が恋しくなりました。
私は政治家ではありませんが、一市民としてこのどんよりとした空気を少しずつなくしていきたいです。
私が望むのは、
しなくていい我慢をしなくてすむ社会。
自分のしたいように自己表現ができる社会。
そのためには、一市民としてできることもあるはずです。
それは政治への関心や市民活動への参加かもしれませんし、それ以外にもたくさん手段はあるはずです。
民主主義や対話。
何よりもこれらを大切にすることが一番なのかもしれません。
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