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『誰が興味あるねん?』第30話…⭐️

当時の(旧名)ギザクリエイターズスクールを良くしようと…在校生と少しずつ話して現状を少しずつ把握して、Qunchoさんや事務局のスタッフの皆さんと話し合いました。
スクールに通う目的は様々でプロやメジャーデビュー(特にGIZAから)を目指す生徒が圧倒的に多かったですが、趣味の充実を目指して来る人達も少しはいました。

今回は、プロやメジャーデビューを目指す人…の事でお話しします。

2000年代初期では、生徒の中でGIZAのリリースするアーティストの楽曲として曲を採用されたり、アーティストのライブ・サポートとしてコーラスをしたりする事が出来た生徒も極僅かですがいました。

ラッキーですね。
その生徒達にはGIZAの眼にかなう“何か”を持っていたのでしょう。

また、自身でオリジナル曲を書いてライブ活動したりして、ある程度の実力を持った生徒もいたりしましたが、GIZAでは採用される事のないという事も多々ありました。

それにも様々な理由があるでしょう。

そんな生徒が“かまい相談室”に来ると自然に色々と話が出来ます。
こういう時こそ、今までの自分の経験が多少役に立ちます。

ボク等、“先生”(ボクには本当に似合わない言葉ですが)は生徒より上手だったり経験があるのでスキル的なモノを教えますが、それと同時に何かに行き詰まった時に話せる事を持っているのも重要だと思います。

それぞれの先生はそれぞれで色んな活動や経験をされています。

そんな経験談は頑張っている生徒にはとても励みになったりします。

スクールでアーティスト・コースを作った時に色んな先生の今までの経験を話してもらう授業を導入しました。
アーティスト・コースにはカリキュラムとして授業に組まれていますが、希望があれば一般の在校生にも参加出来る様にしていました。

生徒の誰よりもボクがいつも楽しみにしていた授業でした😁👂

そしてそれは凄く刺激的な話の数々😱

やはり経験した方の言葉には説得力があります🏋️‍♂️

それぞれのお話には、上手くいった事や、失敗した事など沢山のやり方や結果があるので、頑張っている生徒にはこれ程参考になる話はないと思います。

頑張ってるけど上手くいかない…どうしたら良いのか?
という時には色々な話が響いて次のステップへのヒントにもなったりします💡

先生だけに限らずGIZAのアーティストやクリエイターの方々にもお願いして来てもらった事もあります。

しかし、このスクールにはGIZAという看板があるので、“このスクールに入ったらメジャーデビュー出来る”とだけ思っている生徒も沢山いました。

その考えも“ある部分”は間違いではないのですが…

またGIZAの現役ディレクターやスタッフに直接審査してもらえる“定例オーディション”がありました。
特にGIZAからデビューしたい人には“ある意味”良い環境でしょう。

ただ、当たり前ですが簡単にはデビュー出来たりはしないので、上手くいかない、上手くいっていない…と思っている生徒がほとんどでした。

そんな生徒のほとんどは…スクールでレッスンを受けて…たまに個人練習して…定例オーディションを受けて…という事を繰り返しをしていました。

そんな生徒さんが“かまい相談室”に来ると、いつも同じ事を聞きます👂

①自分自身の将来の目標は、どうなりたいですか?

②その目標に近づいていますか?


この質問をすると…
『当たり前の事、何で聞くんですか?』と言われる事も良くありました。

でも、ボクは質問します😁
しつこく聞かれた生徒は…
①GIZAでメジャーデビューをしたい!

②分からない…

さて、ここからがスタートです。

では、また聞きます🙋‍♂️

🐢①『本当に(本気で)メジャーデビューしたいですか?』

🐢②『どうしたら近づくと思いますか?』

この辺りで『先生、意地悪な質問しないで下さいヨォ…』
となったりします。

でも、この辺りを詰めていくと生徒の本当の気持ちが少しずつ見えてきます。

a) あわよくば(楽をして)メジャーデビューしたいと思っている人

b) 本気で目指している人

c) 何となくメジャーデビューしたいと言っている人
…等に分かれてきます。

a) の人には…その生徒の状態を把握してシビアな事を言うか…c)の生徒と同じで『何故、メジャーデビューしたいと思ったのか?』をもう一度自分自身で思い出してもらいます。

そして、ハッキリと目標が定まったら…

b) の生徒の様に次に進みます🚶‍♂️

アドバイスする時は…
目標は、3つ(大、中、小)を持ちましょう🙋‍♂️

例えば✍️

大きい目標(1番メインの)…メジャーデビューして売れる!
ライブはホール級(2,000人)を満員御礼にする等。

中くらいの目標…ライブハウス級(200人)でワンマンライブをして満員御礼にする等。

小さい目標…バンドを組んでオリジナル曲でライブ活動をする等。

…たいそうに、3つの目標を作りましょう!って言ってますが、こういう事ってわざわざ言われなても考えて行動するモンだと思ってました…というのが正直な意見なんですけどね😅

大体の生徒の目標だけを聞くと多くは…
B'zみたいになりたい!京セラドームでライブしたい!金持ちになりたい!…以上、です。

この目標も良いと思います。
夢は大きく大胆に⛰

ただ、あまりにも現実離れしてます。

現状を見ると👀
レッスンを受けて…たまに個人練習をして…定例オーディションを受けて…だけですから。

ごく稀にはいますけどね。
簡単そうにデビュー出来る人も😵
そういう人は、びっくりするくらいイケメンだったり、美人だったり…
驚くほど良い曲が書けたり✍️…

だがしかし、そんな状況が巡ってくる人なんてボクを含めてほぼいません😭

一生懸命やって目標を達成(デビュー)出来るかも知れないし、出来ないかも知れない。

結果は違っても、一生懸命やったら次に繋がる何かを学べていると思います🚶‍♂️

でもほとんどの場合、目標を立てるまでは行っても、そこからは進まない生徒がほとんどでした😂

きっと、スタジアム🏟やドーム・クラスでライブをしたいのに何でバンドメンバー探しから始めなアカンねん😤と思ってたのかな?

今のまま半年くらい過ごしたら、『あ、明日はオリックス劇場でライブかぁ、あと一歩だな💪』と…ふざけた事を書いてますが🙇‍♂️
本当にこれに近い事を考えていた生徒もいましたよ👶

そんな生徒には、まずライブをやろう!という目標から勧めました✍️


・大きい目標…バンド(ユニットまたはカラオケでも)を組んでライブ活動をする。

・中くらいの目標…定期的にスタジオ(カラオケ屋でも)で練習してクオリティを上げる

・小さい目標…いつ頃、ライブをするか決める。
バンドやユニットを組むならメンバーを探す。

実際に、バンドの作り方として…ボクがスクールの掲示板に“メンバー募集”のチラシを貼った事もありました✍️
やり方を実演するしかない…と😂

“バンド作りたし!当方ドラム。少しライブ経験アリ!”と言った具合で昔、ボクがやっていた様に😁



また、カラオケでも模擬ライブが出来る様に前の校舎にはダンスレッスンをするフロアには、ステージ的なスペースもあったので2ヶ月に一度“模擬ライブ”をやったり…🎤

セッティング図の書き方や、サウンド・チェックなどの段取り、友達でも良いからお客さんを呼んでくる…などなど。


バンドメンバー募集の企画では、3〜4ヶ月やったかな?
ボクがバンドリーダーとなってバンドを作る…という企画✍️
最後はパン工場でライブをやって終了🍵…という流れまでやりました😁
この期間でバンド組んだ時のトラブルあるあるが実際に起きて良い経験はさせてあげられたかなとは思ってるんですけどね😅

しかし、この期間は本当に大変でした😨

ライブ終了後は皆んな清々しい顔をしていて…
🐢『頼むから、これをキッカケにそれぞれ活動せなアカンでぇ🙋‍♂️。このライブが最高の思い出だけになったら虚しいです😂』

皆んなは、笑顔で『先生、何を馬鹿な事を🤣ボクらはそれぞれやりますよ👍』って言う感じだったのに…😭

※この話にはドラムの生徒は一切絡んでません😁※


まあ、それも人生🧎‍♂️

って…本当に🙋‍♂️『誰が興味あるねん』🙋‍♂️

👋👋👋👋👋


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