見出し画像

『ぶつぶつ、独り言』…第十四話 👶

そして、大学を卒業する頃…就職活動も一切せずに何とかドラムをやり続ける手段として、ヤマハのドラム講師という肩書きで親の目を逸そうとしました🙇‍♂️

講師の認定試験には楽典もあるようで、その辺りは全く分からないボク…仕方ないので楽典の本を買い音楽仲間に教えてもらいました✍️

何とか試験に合格💮した後に3日間の認定の研修があり、何とか2日間を終え最終日を残すまで来たところで、何故か体調を崩してしまい欠席する…😨と言う情けなさ。

きっとあの環境についていけなかったのか?😂

その時の同期の人達は4月から講師として稼働をする人がほとんどでしたが、ボクは最後まで研修を受けてないので待機🧎‍♀️

暫くして、1人で残りの研修を受けさせて貰い無事に講師としてのスタートです🚶‍♂️

初めての稼働は京都のワタナベ楽器…実は何やかんや今も行ってますね🚃

バンドなどの活動がしたかったので、講師業は週一だけにして、他はスタジオのバイトをする事にしました。

ワタナベ楽器のレッスンも暫くは夕方からの2〜3枠しか無かったので、ワタナベ楽器にお願いしてレッスン前の2時間くらい練習させて貰ってました🥁

何とかして少しでもドラムに触れていたいと思っていたので😁

あ、そう言えばレッスンをやり始めた頃のワタナベ楽器に“あるチラシ”が貼ってました☝️

『この人にご注意を!!😤』てな感じで✍️

その内容とは、ボクが以前遭遇した…有名アレンジャーを語る人に騙されない様に…というモノでした😵

ワタナベ楽器にも出没して上手い事を言って楽器を持って帰ったりしていた様です😓

ワタナベ楽器にレッスンに行くようになった初期の頃は、まだ若かったYさん(現本店店長)やOちゃん達と楽器について色々と勉強させて貰ったなぁと…🥁

スティックのバランスとかは、その時に覚えたかなぁと🙋‍♂️

スネアやシンバル等の色々な楽器にも触る事が出来たし、本当に凄く良い環境でしたね。

今でも沢山のスタッフの皆さんにお世話になっていて感謝です🙇‍♂️

ヤマハでは、その頃に毎年夏に合歓の郷で “ヤマハ・ドラマーズ・キャンプ” というモノが開催されていて2泊3日(だったかな?)の合宿がありました🏕

毎年目玉のドラマーが呼ばれていました。
コージー・パウエル、スティーブ・ジョーダンなど凄いドラマーが参加していた夢のようなイベントでした。

そして、ある年にヤマハの講師の中で招待をしてもらえる事になって、ボクも参加出来る事になりました🙌

その時のゲストは“テリ・リン・キャリントン”という当時は超売れっ子の女性ドラマーでした👩‍🦱
ハービー・ハンコック等とも共演していた凄腕ドラマー🥁

Terri Lyne Carrington

近年では貫禄の演奏です

テリ・リン・キャリントン以外にも日本の売れっ子のドラマー(江口信夫氏や菅沼孝三氏など)も参加していたイベントですが、キャンプ初日には100名弱くらいの参加者(多分それくらい)のクラス分けの為に2台並んだドラムセットで順番に叩きました。

人数が多すぎるので1人4小節を次々に叩いていたと思います🏃‍♂️🏃‍♀️🏃‍♂️🏃‍♀️
ボクはラッキーな事にテリ・リン・キャリントンのクラスに入れました😀

あの当時、凄くキュートな感じのテリ・リンでしたが叩くドラムはそりゃ凄かったです😵

これが世界基準なのか?🌎😱

身近で観れて凄く勉強になりました✍️

レッスン内容も、キャンプ自体が相当前なので正直あまり覚えてませんが、教えてもらった事は超絶な事ではなく凄く基本的な事でしたね👶

シンコペーション・ブックで3連アクセントをやったり…🏋️‍♂️

でも、とても印象に残っている事が2つありました✍️

ひとつは…レッスンで参加者も叩く所を見てもらえたりしますが、ロック好きな人がドラムを叩いたり、セット全体の音量バランスでBDが大きい人が叩いたりすると…

👩‍🦱テリ・リン『何故、日本人はBDをそんなに力入れて踏むの?🙅‍♀️』
と、不思議そうにしてました。

そうなんです…テリ・リンは凄くパワフルですが全くうるさく無いんですよね👂

でも、日本人の多く(その当時の)がパワフルに叩くと “デカイ音” だったり “うるさい音” だったりするんですよね🙃

…ポンタさんも言ってたよなぁ、『デカイ音は、キレイな音じゃない』と🙋‍♂️


もうひとつは…テリ・リン・クラスのある生徒が…

👨‍🔧『どうやってグルーヴを出してドラムを叩けば良いですか?』

👩‍🦱テリ・リン『…』

ボクも凄く興味のある質問でした😵

👩‍🦱テリ・リン『何でそんな質問するの?』

少し呆れた感じで😟

通訳の方を通してのやり取りなので細かいニュアンスはお互いで分かり辛かったかも知れませんが…

テリ・リンは…
そもそも、グルーヴとはわざわざ出すモノじゃなくて元々あるモノじゃないのか…と☝️
だから、何か曲をやる時は当たり前にカウントを出す前に曲のフィーリング(グルーヴ)ありき!じゃないのか…と☝️
なのに、どうやってグルーヴを出すのか?と質問するとは、今からやろうとしている曲をわかってないのじゃないのか?
という感じでした😵

きっとお互いにカルチャー・ショックだったでしょうね😱😵

アメリカの当たり前🇺🇸…と…日本の当たり前🇯🇵

初めての日本でのドラムをレクチャーする…というテリ・リン👩‍🦱でしたが、アメリカの普通の事と、日本があまりにも違い過ぎてかなり戸惑っていた事でしょう😅

でも、ボクにとっては凄く大切で貴重な経験をさせて頂きました🙇‍♂️

ポンタさんとのエピソード〜テリ・リンのリアルな本場アメリカの空気を味わえると言う絶好の機会に遭遇しながら、ボクがなかなか成長してなかったのはボクのせいです😂


ぶつぶつ…👶

🐕‍🦺🐕‍🦺🐕‍🦺🐕‍🦺🐕‍🦺

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?