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つくも神

日本には古来より命がないと思われている道具でさえも、長い年月がたつと霊性を獲得し九十九神(つくも神)になるという考え方があります。

15~6世紀の日本人はこのアニミスティックな視点を大切にしていたようです。現代よりもものがなかった時代ですのでより大切に扱おうとする意識が高かったかもしれませんね。工房内の道具もかなり年季が入っておりまして、すでに生産終了しており潰れたら終わりみたいな道具がいくつもあります。 

ですのでできるだけ長く丁寧に扱ってつくも神さんにいてほしいなぁと思いますしそういう視点でジャガード機を動かしているとなんとなく機械の調子がいいような気がします。

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