※※企業分析の第一歩をあなたに！※※【有価証券報告書 AI簡易分析】NTT(9432)【2023年度】
以下は、NTTの有価証券報告書を基にした詳細なまとめです。
① ビジネス情報
1. 事業内容
NTTグループは主に以下の4つの事業を展開しています。
総合ICT事業: 携帯電話事業、県間通信サービス、国際通信事業、ソリューション事業、システム開発事業。
主要子会社: 株式会社NTTドコモ、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社。
地域通信事業: 県内通信サービスの提供。
主要子会社: 東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社。
グローバル・ソリューション事業: システムインテグレーション、ネットワークシステム、クラウド、データセンターサービス。
主要子会社: 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、株式会社NTT DATA, Inc.、NTT Ltd.、Dimension Data Holdings、NTTセキュリティ株式会社。
その他事業: 不動産事業、エネルギー事業。
主要子会社: NTTアーバンソリューションズ株式会社、エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社、株式会社NTTファシリティーズ、NTTアノードエナジー株式会社、NTTファイナンス株式会社。
2. 収益モデル
各事業の収益モデルは以下の通りです。
総合ICT事業: 通信サービスの提供による定期的な利用料金収入、ソリューション提供によるプロジェクト収入。
地域通信事業: 固定電話やブロードバンドサービスの提供による月額料金収入。
グローバル・ソリューション事業: ITサービスやデータセンター利用料、クラウドサービスの月額料金。
その他事業: 不動産の賃貸収入、エネルギー供給による売電収入。
3. 事業リスク
以下はNTTが直面する主要な事業リスクです。
競争リスク: 通信業界における競争激化により、価格競争やサービスの質の競争が激化。
技術革新リスク: 新技術の登場や既存技術の陳腐化により、サービスや設備のアップデートが必要。
規制リスク: 政府や規制当局による規制強化や新たな法規制の導入。
国際リスク: 海外市場での事業展開に伴う政治・経済的リスクや為替リスク。
4. 従業員数
| 年度 | 従業員数（総数） | 平均臨時従業員数 |
|------|------------------|------------------|
| 2019年3月 | 307,894 | 62,805 |
| 2020年3月 | 319,039 | 51,787 |
| 2021年3月 | 324,667 | 47,149 |
| 2022年3月 | 333,840 | 44,343 |
| 2023年3月 | 338,651 | 43,002 |
5. 保有設備
主要な設備として、国内外に多数のデータセンターや通信インフラを保有。
6. 投資内容
NTTは、インフラの強化、新技術の研究開発、海外市場の拡大を目指して積極的な投資を行っている。特に、5G技術の展開やデジタルトランスフォーメーション関連の投資が顕著。
② 財務情報
1. 売上
NTTの売上は、過去5年間で安定的に増加している。
2023年3月期: 13,136,194百万円
2022年3月期: 12,156,447百万円
2021年3月期: 11,943,966百万円
2020年3月期: 11,899,415百万円
2019年3月期: 11,879,842百万円
2. 利益
利益も堅調に推移しており、特に2023年3月期は大幅に増加。
2023年3月期: 1,213,116百万円（当社に帰属する当期利益）
2022年3月期: 1,181,083百万円
2021年3月期: 916,181百万円
2020年3月期: 855,306百万円
2019年3月期: 854,561百万円
3. 資産規模
総資産額も増加傾向にあり、堅実な資産運用を行っている。
2023年3月期: 25,308,851百万円
2022年3月期: 23,862,241百万円
2021年3月期: 22,965,492百万円
2020年3月期: 23,014,133百万円
2019年3月期: 22,295,146百万円
4. 資金繰りの問題点
過去5年間において、特段の資金繰りの問題は報告されておらず、安定したキャッシュフローを維持している。
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