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グルメな夫の柿ヨーグルト
![IMG_6570 copy #3 柿ヨーグルト](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66482909/picture_pc_702f29353a7adabf1368bf995f10b4ff.jpg?width=800)
グルメな夫は柔らかい柿が大好きである。姉の夫(インド人)が「ジャパニーズ・マンゴ」と呼んでいるが、ちょうどマンゴくらいに柔らかくなったら食べるのである。我家にてんこ盛りになっている柿を見て、グルメな夫はその柔らかさを日々チェックしてヨーグルトに混ぜる実験をくり返していたらしい。そのまま食べることしか考えていない私にグルメな夫いわく、
「そのままでもおいしいけど、グルメはその次を考えているんだ。」
その時私の頭をよぎったのは、小さい時食べた大根と柿のなます。グルメな夫に作ってもらうには実際に見て食べてもらわなくてはならないが、自分で最高においしかった柿なますを再現できるとは思えない。こんな時は自分の料理オンチがうらめしくなる。
![](https://assets.st-note.com/img/1651726067568-88fExhhprl.png?width=800)
![20211126 ロンボク島の素焼きの皿 IMG_6574](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66483000/picture_pc_243a13c9fef99a4702f5ece0f193ca53.jpg?width=800)
道の駅で大量に買い込んだ柿はロンボク島で買った素焼きの皿に並べて置いている。
ロンボク島にはバニュムルック村(Banyumulek村)という素焼きの陶器をつくっている村があり、村の中心の道路には村で作られた陶器を売る店が何軒も並んでいる。最初は小さな皿や鍋敷きを買ったが、或るお店で大皿を買った。大皿全体にうねるように描かれたナマズの絵柄が気にいってしまったのだ。どうやって直径45センチもある大皿を日本に持って帰るのかも考えずに買ってしまったが、それ以上に問題だったのは、何に使うのか考えていなかったことだった。狭い日本の家の中で、立派な大皿は何年もの間邪魔者扱いで、部屋の隅で眠っていた。日の目をみたのは、果物をのせるようになってからである。
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