いま、いま。

とても口の悪い親子なので、
普段から口喧嘩しているかのような
乱暴な言葉の交わし合いなのだけれども。

今日は激しかった。
母と、姉のことで口喧嘩した。

お互いに涙を流しながら
時折お互いを諭しながら
姉の幸せとは何なのか
お互いの考えを話し合った。

最後の母の言葉に
母の壮大な愛がぶち込まれていた。
「いま、目の前の1人ひとりに
有難う、助かった、がんばる。
そう言われる仕事をしていけばいい。
それを積み重ねていれば
勝手に幸せになる。」

将来の不安、いまの未熟さ、
こんな大変な土地で
1人で仕事して切り開くことの苦労、
私が姉を案じているそれらは
余計な世話でしかない。

母のように、姉を信じ
絶対良くなると願ってさえいれば
そして、手助けが必要な時に
差し伸べる手があればいいんだ。

がんばってよ、姉ちゃん。
幸せになるんだよ、自分のために。