働くお母さん、かっこいいです。

私の実家は自営業、定休日なしでした。
母の働く姿を、邪魔にならないところからそっと見ていました。
 
親は見えるところにいるのに、うるさい、邪魔するな、と。
自分の方を見てもらえない、かまってもらえない。
寂しい想いをして、親に怒りをぶつけた時期もありましたが...
 
おとなになり、親の生き様は、親の愛と分かりました。
そして、母の商才がどれほどのものだったのかも。
 
時折、母にそのことを話すと、
「はははは。偉大な母だろ。
私に勝とうと思うんなら、家何軒も建ててから言え」
と、鼻で笑われます。
 
母は、家族を養っていた時期があったり
自分の働いたお金で家を2軒建てたり...
趣味なし、贅沢なし、調子にのった金遣いはせず
コツコツと貯めていました。
 
こう書くと、私とは対極です。
私は母の血を受け継いでいるはずなのに、
そのギフトを生かせていないのか、こんなもんですが。
 
でも、母の頑張りを目の前で見せてもらって
母の年齢、その頃がんばっていたことを思い出し
いまの自分の年齢と照らし合わせるたびに
私はこんなことでへこたれている場合じゃない、と
強く強く思います。

母に勝とうとは思いませんが
せめて親を守れる存在でありたい、と
心の底から思うのでした。

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