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雨の夕方、紅葉の美しいキャンパスでの体験、ホログラフィックな宇宙について考える。

札幌の都心にある北海道大学は緑に覆われた美しい広大なキャンパスに恵まれています。秋になると紅葉がすばらしく、特に銀杏並木が有名でたくさんの観光客や一般の方が訪れます。私もここ数年は欠かさず訪れています。

今年も雨の日で、しかも夕方でしたが、そのような紅葉も味わいがあるかなと思い行ってみました。期待に外れず、思わぬ体験ができました。

小雨と夕方の薄明りの中、電灯に照らされた美しい紅葉を味わいながら歩いているうちに、学生の頃にこのキャンパスを歩いてた気持ちがよみがえって来るのを突如感じたんです! なんだかその当時のキャンパスに迷い込んだような感覚を味わいうれしくなっていました。そして、手が届きそうなのに今がその当時でないのが不思議でじれったいような感覚にもなりました。その感覚は異次元に入り込んだような感じで、今でも鮮やかに感じることができます。

そこで思い出したのが、過去も現在も未来もホログラムとして記憶されているというホログラフィックモデル理論を説明した「投影された宇宙 (The Holographic Universe)」という本でした。

アマゾンの商品の説明では、
内容(「BOOK」データベースより)
アインシュタインの弟子、デイヴィッド・ボームと、神経心理学の名著『脳の言語』著者、カール・プリブラムは言う、「私たちの世界はすべて、時空を超越したレベルからの投影である」―。ホログラムとしての脳、魂の影、覚醒夢と並行宇宙、臨死領域、ドリームタイム、そして「全観的」宇宙…。奇妙ではあるが、科学的に確かな数多くの事例を根拠として構想された、ダイナミックな宇宙観への招待。

宇宙の仕組みから人間の脳、そして神秘体験や従来の科学では説明できない多くの現象をこのホログラム理論で説明できるとした、とても衝撃的な本でした。

その中から。。

過去はホログラムとして存在する
通常の宇宙観はそのような状態が存在することを許容しないが、ホログラフィックモデルではこれが可能だ。時の流れは絶え間ない一連の開示と包み込みの産物であるというボームの見解は、現在が包み込まれて過去の一部となる過程で、それは存在しなくなるのではなく、単に内在秩序の宇宙倉庫の中に戻るにすぎないことを示唆している。あるいは、ボーム自身の言葉を借りると、「過去は、一種の内在秩序として現在の中に生き続けている」。

過去は宇宙の波動の中にホログラフィックに記録されていて、人間の心がときとしてこれを取り出し、ホログラムに変換することがある。

そして未来は、

未来に起きる出来事の少なくとも一部は、過去のものと同じくらい簡単に見られることを立証している膨大な証拠があるのだ。

この本を読んだのは10年以上前にもなるので詳細は覚えていませんが、夢中になって(英語にもかかわらず!)読み、私の世界観、人間観を変える大きなきっかけになったのは確かです。今回のことをきっかけに、もう一度、読みたくなりました!

そして、今回のような北大での体験のように、体験からなんとなく感じていたことなどが、科学的に説明されるのってとっても嬉しいことです💖


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