JOPT20:GF
精魂尽き果てた状態で壇上に立ち「夢現。真っ白になってます」なんて発言をしてから早2か月。
あっという間にやってきたGF。
今回もできるだけ残りたいなぁ…なんて思いながらとりあえず向かいます。
どこへって?もちろん竹芝桟橋へ。
とはいえ前回と違い今回は真夏。この日も到着した時点で既に現地の気温は30度以上。
めっちゃ暑いやん…とか思いつつも、恐らく会場は空調がとても効いているはず。半袖一枚では寒いかもしれないということで、メンタルと共に暖かさの充電も兼ねて、と言い聞かせたり。(でも40分が限界だった)
さて、今回は開始が1時間早まり10時から。前回のような失敗は避けようと9:30には列に並びます。
その甲斐あってウェイティングなしで開始にも間に合い会場入りすることに成功。(後で聞いたら後半のウェイティングエグいことになっていた模様。危ない)
会場で周りの方に挨拶すると、皆さんから笑顔のご挨拶とともに「今回も竹芝桟橋行ったんですか?笑」とのお言葉が。
そりゃそうでしょう。僕を誰だと思ってるんですか?(謎)
さて、今回は前回と異なり3権利持ってのスタートとなり、初期スタックにはかなり余裕がある状況。前回ほどビクビクしなくていいかな。
なんて思いながら卓に着くと。なんか皆さんから視線を感じます。あれ?なんて表情を浮かべながらフィーチャーテーブル後ろのスクリーン(前回のトロフィー持った映像)と自分の顔を見比べつつ、おずおずと一言。
「ひょっとしてとしさんですか?」
「あ、はい」
「うわーチャンプじゃないですか」
「ホントだ、マジか、まいったやりづらいって」
…いやそんなことないですから(苦笑)
まぁお声掛けいただくのはありがたい限りなんですが、(そんな意識しなくても)なんて思ってたり。さらに自分は、どちらかと言うとワイワイ談笑、と言うよりは始まると結構卓に没入していたいタイプ。
そして別に意図してたわけじゃないんですが、インプレイ中は勿論、ハンドないときでも誰かのアクション中はほぼ無言でボードと対戦相手を睨めっこ。
ひょっとしたらお声掛けに対しスルーしたり、塩対応になってしまってたこともあったかもしれません(人はそれを「コミュ障」と呼ぶ件)。なんだこいつ、とか思ってた人いたらごめんなさい。
で肝心のプレイなのですが、特段問題なくチビチビではありますが順調に増えていきます。
が、一つ早々に気づいたことが。
なんか自分に対してのリスペクトが半端ない。
「いやーとしさんのダブルバレルは負けてるわ」
「ダイヤモンドであるとしさんのオープンなんでリスペクトフォールドしました」
「としさんにターンコールされた時点で諦めました」
えっと…そういうゲームじゃないんだけど(汗)。自分からはアンノウンでも相手からは自分のスタイルがバレまくっているから結果バリュー取れなくなってるってこと?前回のnoteやインタビューで馬鹿正直に話したの失敗したかも。(苦笑)
まぁ逆にいえばブラフはほぼ通るとも言えますが。なんかいつもとだいぶプレイスタイル違うけどチップ増えるならいっか。
(珍しくハンド持ってる時の映像が幸運にもダイジェストで抜かれていました。0:23頃↓。多分ブラフ考えてる最中w)
https://m.youtube.com/watch?v=mJOlzr9VwDI
ということで気づけばスタックはアベ倍の10万点以上。珍しく順調…とか思ってた頃に飛んできた11bbのオールイン。相手にせず降りればいいや、と思ったら覗いたハンドはなんとKK。
オールインかコールか迷ってコールを選択しますが、後ろは皆降りて(ま、大体一緒か)と思いつつハンドオープンすると相手は33。
まぁまぁ流石に…と思う間も無く見えるウインドゥの3。ちょっとー(苦笑)。
とはいえあるあるですし(まぁ言うて前回自分もQQ>KKやってるしな)なんて思いながらスタックを渡します。
と、程なくして今度は別のショートが2bbオープンと刻んできます。え、プレミア?とか思いならBBをJ6sでコールすると、なんとボードはJ62。
チェックにスナップで飛んでくるオールイン。(プレミア割っちゃってすみません)とか思いながら当然コールすると、相手はAJ。想像とはだいぶ違いましたが、とは言え流石に今回は…なんて思っていたら、なんとターンがA。
ちょっとちょっとー(汗)←言うて入口負けてるから。
ということであっという間に6万点弱まで逆戻り。平静を装いつつ、流石にちょっとメンタル揺れます。どうしようもないんだけど捲られ2回は効くw
そんな中だからでしょうか。言い訳にも何にもなりませんが、ポーカー始めて初めてなんじゃないかとすら思う大フィッシュ、そして結果的には致命傷となるプレイをやらかします。恥を晒すようで個人的には非常にイマイチなのですが、猛省を込めて残してみます。
UTGのオープンに+1がコール。そして+2の自分がJdJcで4.5倍の3bet。後ろは全員降り、UTGがコール。挟まれた+1はフォールドしてヘッズアップ。
フロップはTs9d2d。相手のチェックにハーフ程のCBを打つと、相手はコール。ふむ。
ターンはAc。と、ここでなんとUTGからポットちょいオーバーのドンクAI。スタックは自分が1万点ほどカバーしてる。え、どゆこと?
自分の中での第一感はヒットもしくはガットフラドロ。(なぜかと言えば東中野3BETのオーナーであるドンさんがよくやっているからw)
AA、AKはどちらかと言えばこっちのレンジですし、当然打ってくるであろうダブルバレルに耐えられないからKdQdで自分から入れてしまえ、というアクション。AdXdでAの保険も付いたし自分にはキッカー負けてそうだからエクイティ奪ってしまえ、というパターンも充分。またAdTdで2ペアになって、AKからのフラドロ付きバリューなんてこともあり得ます。
またそして次に浮かんだのがTポケ、9ポケのセット。Aからのバリュー、さらに先ほどとは逆に、今度は3枚目のダイヤ落ちて欲しくないからここで入れちゃえ、もあるっちゃありそう。
でももしそれらのリーディングがあってるなら、ダブルバレルに対しチェックレイズAIしそうだけど…ここで先入れするってことはポット炊けてるからってことでエクイティ奪いにきてるようにしか見えないんだよなぁ。
ダイヤは1枚自分が抑えてるからフラドロは少しアウツ、コンボが減るし、えーなんなのそれ?なんて大長考するのですが。
皆様お気づきでしょうか。リーディングの正誤はともかく、根本的なことが抜けています。
…エクイティ云々はいいとして。今リーディングしたハンドのうちJJは何に勝ってるの?
もうこの一言に尽きますよね。クロックまで要求されてさっさと降りればいいものを、何をとち狂ったのか自分の口から出てきた単語は「コール」。
相手が開けたハンドはAdKd。予想はあってあり、かつエースが当たっているということで現状負けてます。プリフロコール止めはリスペクトの賜物なんでしょうが、とはいえなんでコールしたのよとしか言いようのない、そして何を言われても言い訳すらできないどフィッシュプレイ。
当然都合よくリバーでJなんか落ちるはずもなく一瞬でドショートに。
あとはお決まりのパターン。AoFで粘りますが、最後はAJ<22であっさり飛び。まさかのday2すら進出できずに敗退という結果に終わりました。
負けたことよりもオールイン2連敗したことよりも、何よりフィッシュコールが頭から離れません。会場を出て浜松町駅まで歩いて行く最中、自分に対して脳内罵詈雑言のオンパレード。道のど真ん中でバカヤローと叫びたい衝動に駆られる始末(流石に自粛しましたが)。
次回の開催は10月後半。https://japanopenpoker.com/tokyo
その時までに少しでも精進しておこうと心に決めつつ、会場を後にしたのでした。
…はい、ということで今回はちょっと残念なご報告となってしまいました。確かに前回はうまくいきすぎていた感がありますが、いやーまさか自分のプレイに灼けて終わるとはなぁ…(まだ言ってる)。
ちょっといろいろ鍛えますw
拙文となってしまいましたがお読みいただきありがとうございました。それでは皆様、また10月に会場でお会いしましょう!
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