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法務は仕事に「飽き」てからが本領発揮、という話

ZOZO法務部の采木です。画像は法務相談Slackアプリ「ほうむくん」です。

どの仕事でも、最初は新鮮で刺激的だったのが、一定時期を過ぎて慣れてくると飽きてくる・楽しく思えなくなることがあると思います。法務も例外ではなく、初めて見る取引について適用法の仕組みや契約書の条項を一つ一つ分析する段階ではワクワクして、全力で長時間取り組んでも惜しくなかったのが、繰返しになってくると次第に、新鮮な気持ちで向き合えなくなってしまいがちです。

ただ、「あなたが仕事に飽きてきた段階」は「あなたが仕事に習熟した段階」なのだと思います。一つ一つの確認作業が楽しくも危なっかしい時期を過ぎ、流れ作業的に次々スムーズに思考・作業を行えるようになる。こうなって初めてその仕事に責任をもって対応できるようになります。飽きてくるまでやった仕事だからこそ、冷静に案件全体を観察することができ、ケースバイケース対応もストレスなく(優しく)行える。この段階まで来て初めて、お金をもらえる仕事になった、と言えるのではないでしょうか。

もしも自分が他部署の人間だったら、こういう状態の法務部員に仕事を任せたいと感じます。

(もちろん、同じ仕事を一生やるべきという意味ではなく、①慣れた・飽きた仕事と②新しく挑戦的な仕事の両方に取り組む、②は徐々に①になって行くのでその時は新しい②を見つける、という意味です。)

ZOZO法務部では、各自がまず自分の担当する仕事をきちんと行う、その上で無理なく業務範囲を徐々に広げ、成長する、そんな環境を今後も維持していきたいと思っています。

(今回は、松本人志さんや泉谷しげるさんの話を参考にしました)


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