いまさら銀MacPro #6 〜私の夏は終わってなかった〜

CPUソケットのピン曲がりを修正しても復活しなかったが、私の歩みと汗と音楽だけは止むことがなかった。

プロセッサボードのパターンへ傷をつけてしまったものの、ルーペで確認したところ断線したようには見えない。
老眼なので自信ないけど。
やはりCPUソケットのピン曲がりが主因に違いない。
そして、今現在動作しないのは完全に修復できていないからに違いない。
多分。知らんけど。

ピンの曲がり具合を微妙に調整してはCPUを装着して再チャレンジ。
CPUの位置を遊びの範囲で少しずらしたり。
何度同じことをしたのだろう。
あれからどれくらい経ったのだろう。
沈む夕日をいくつ数え太郎。

数回目のチャレンジで、突然起動音が鳴った。
電源ランプは点くものの、無音のままだったMacが鳴いたのだ。
Macが鳴った、Macが鳴ったのよー

と、喜ぶのはまだ早い。
本来、やりたいのはCPU交換だ。
その作業でCPUソケットのピンを曲げてしまったことを、私が忘れても俺は忘れはしない。
こんなことなら最初から新しいCPUでチャレンジしておけばよかったと思わないでもないが、こういう作業をする時はデフォルトの環境に戻すのが鉄則。

機嫌よく動作しているCPUを取り外し、新しいCPUを装着。
また何度かやり直さないといけないんだろうなあ。
あれ、あっさり起動した。
いったいなんだったんだ、こんな暮らし、こんなリズム、いったいなんだったんだ....

というわけで、Early 2009のグラフィックカード、メモリ、ストレージを移植もしくは交換して元の環境を取り戻した。
起動ディスクは入れ替えただけで普通に使えた。
従って、画面を見ても今までと何も変わらない。
反応速度は普通に使っている分には特に変わらない。

というわけで、Mid 2010はこのようになった。
CPU:3.06GHz 6-Core Xeon X5675 x 2
RAM:64GB
GPU:RADEON RX580 8GB

めでたしめでたし

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