【雷轟するしない#8】言霊編③【斬】

 雷人の皆様、こんにちは。
 雷轟サテライト支部のとしです。
 今回は【斬】について解説していきたいと思います。

 ③【斬】6枚
 使い方としては、
 a.自分の塔を斬る
 b.相手の塔を斬る
 c.積する
 の3択となりますが、基本的には相手の塔を斬る為に使うことが多いです。

 下図に示す3つの塔について左の塔から考えてみます。

画像1

 【斬】を発した場合、通常は塔の下を斬ります。
 理由はいくつか分かりますが、上と下で明らかに異なる点は雷神役の「時雨蓮花」「霞・双頭蓮」を止められるかどうかということです。そう簡単に決まる役ではありませんが、自身が雷轟を始めて半年の間に4回目撃していますので念のため警戒した方がいいでしょう。
 一般的な理由としては、真ん中の六七瞬七のような蓮桜花を狙っている塔の下を斬ることで相手の速度を低下させることができます。相手の塔に触れる他の手段として【雷放】がありますが、あちらは桜門を1つ空けさせてしまうというある種のデメリットも備えているのに対し、【斬】は塔を残したまま妨害を行うので相手の桜門が埋まっている時には有効な手と考えられます。真ん中の塔はもう1度下を【斬】で斬って蓮花に方向転換するか、妥協して山茶花に修正するかの2択を強いられます。
 【斬】が多く見られるようになってくると、図の右にあるような塔の組み方をする雷人が現れてきます。一般に「斬待ち」と呼ばれるこの塔は、相手に【斬】をさせてあたかも塔が壊れたように見せかける高度なテクニックです。ただし、【雷放】には弱いのでやりすぎには注意しましょう。

 最後に【斬】のもう1つの使い方を説明します。

画像2

 4人戦だと桜門が2個しか無い上に【八】も使われるので内駒がパンクしがちです。
 例えばこのような局面では【斬】と【八】を現して、【八】を積んだ後に【斬】を発してたった今積んだ【八】を斬ることで内駒の処理を行うことができます。これは、たまに使います。

 ということで、【斬】はその時の流行によって有効かどうかが変わる特殊な駒なので、使う時は気をつけましょうという話でした。

 どろん。

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