2024年1月2週(1.8~1.12)ドル円チャート振り返りと来週の展望

2024年1月2週(1.8~1.12)ドル円チャートについて1時間足チャートから振り返りたいと思います。

オレンジの枠内が1月2週全体を通してのドル円の値動きになります。

週初め月曜日の時点ではその前の週の金曜日に指標で乱高下した後の相場でした。

この場面だけを見ると下降トレンドに転じたようにも見えますがもっと俯瞰で見ると完全に上昇トレンドの途中なので押し目を探るレンジの値動きと見ることが出来ます。

下降トレンドになったと言えるような明確な反転のサインも見られませんので「押し目を探る一時的な下げ」という見立てが結果として正解でしたね。

あらかじめその見立てもあって1月8日の月曜日はトレードを完全にスルーしました。

翌日1月9日もまだレンジが続くという見立てをしていたのですが、日本時間深夜3時ごろに逆三尊を形成しネックラインをブレイクしました。

三尊は大抵真ん中の山or谷がV字反転のような形になりダマシになりやすいわけですが、この三尊も

「前日安値をいったん抜けるもダマシになり反転上昇」

という経緯を辿って形成されています。

・長期トレンドが上昇
・前日安値を抜けきれない下方向へのダマシ
・三尊形成

という、押し目買いにうってつけのパターンとなりました。

15分足チャートでさらに細かく見ていくと、より分かりやすい押し目買いポイントになっています。

私は1時間足レベルの三尊というのは割と無条件に信用できると思っているのですが、この時は大きなトレンドが発生しづらい深夜の時間帯ということもあって形だけを見れば絶好のエントリーチャンスなのですがこの時間帯でのエントリーは見送りました。

これが東京時間の初めや欧州時間の真っただであればその場で即エントリーという風にしたと思います。

ただし、この三尊形成を見ていたのでそう遅くない時間で押し目買いが入るであろうことを予想して明け東京時間に改めてサインが出ればすぐエントリーするつもりで一旦チャートを閉じました。

案の定、明け水曜日8時の足が確定して下ヒゲピンバーとなり9時の足の高値抜けでロング。

このロングは月曜日の高値まで到達した時点で一度アウトしました。


三尊のサイズ感からしてもう少し上昇を狙えることはわかっていたのですが、自分のトレードルールとして日足高安まで到達した時点でポジションの一部を決済しています。

大体半分を決済して残りの半分を残すということが多いのですが、この日は仮眠をとるためにここで一度全部決済しました。

月曜高値に到達した時点でお昼12時が近かったので、そこから大きな値動きがなくレンジになることが予見されたためです。

案の定月曜高値付近でレンジを形成しましたが三尊の押し目買いはまだ続いていると見立てていました。

欧州時間に1時間足で月曜高値をブレイク。

日足レベルの節目は1時間足でブレイクしたくらいではあまりエントリーしたくないところですが、さらに1時間足で下ヒゲピンバーが出現。

下ヒゲピンバー抜け月曜高値を再び抜き返したところで押し目買いのロング。

より大きな視点で見れば三尊を根拠にした押し目買いの上昇を中断保ち合いレンジブレイクの途中乗りになります。

その後深夜3時の4時間足クローズ30分前2時30分にアウト。

結果としては日足クローズまで持っていればもう1度高値を試しに行ったところでより良い利確が出来ましたね。

ただこの三尊根拠の押し目買いは前週金曜日の高値を抜けきれず、再び調整局面のレンジになることが予見されました。

翌日木曜日は東京時間、欧州時間は見立て通りレンジになりましたがニューヨーク時間の指標発表で下ヒゲを出して上昇、金曜高値を4時間足レベルでブレイクしたかと思いきや下降に転じるという乱高下になりました。

ただ、4時間足レベルで金曜高値を上抜けていたことから翌日のプランも押し目買いのままでした。

日足では高値を抜けきれずにブレイク失敗ともみなせますからこの辺りは判断に迷うところですが、私は4時間足で金曜高値をブレイクしたのでその押し目も4時間足で確認できるものが出現すれば押し目買いするというつもりでした。

これは1時間足高値抜け&1時間足ピンバーを組み合わせた先ほどのエントリーと考え方は同じです。


翌日金曜日、前日木曜日の安値と4時間21SMAが重なるポイントで1時間足レベルのダブルボトムを確認。

通常であればダブルボトムを見るならばもう少し規模の大きいものを探すのですが、これは前日の安値とSMAが重なるスイートスポットと見ていたのでこれくらいのダブルボトムでもエントリーしました。

15分足では右肩下がりの三尊にもなっています。

これはかなり自信のあるエントリーだったのですが、22時半の指標の結果が予想以上に悪く急落しあえなく損切りとなりました。

それほど重要視していたわけではない完全にノーマークの指標でしたね。

ただし、23時クローズの4時間足が押し目候補の前日安値付近を明確に下抜けしたのでその戻り目を5分足で拾って何とかリカバー。

指標の発表がなければこれもそのまま押し目買いが入ったものだと思いますが、悔やんでも仕方ないですね。

これについてはその日が損切りしていたこともあってその損失をカバーできた時点で決済。あまり伸ばすことは出来ませんでしたが結果オーライでしたね。

週最後のトレードを損失で終えるとモヤモヤを抱えたまま2日間を過ごすことになるのでこれはこれで良しとします。

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