都議補選/北区で候補者擁立/都民ファの舞台裏/小池知事と自民の接近に警戒か

【都政新報2020年6月9日号】

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 都知事選と同日の7月5日に4選挙区で執行される都議補選で、都民ファーストの会は1日、北区に元タカラジェンヌで小池知事秘書も務めた天風いぶき氏(34)を擁立する方針を決定した。既に候補者の公認を済ませた他党に比べて都民ファが出遅れた格好だが、都知事選での小池知事と自民党との間合いも影響したという。舞台裏では何があったのか。

 「北区から東京大改革を推し進めるため、出馬を決意した」。天風氏は4日の記者会見でこう出馬の理由を説明した。
 北区での立候補を表明しているのは同氏のほか、自民党の山田加奈子氏(48)、立憲民主党の斉藤里恵氏(36)、東京維新の会の佐藤古都氏(32)の3人で、いずれも女性という構図だ。

議席を失った選挙区に候補者

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