都議補選告示/北区は女性5人の混戦/4選挙区の情勢【東京23区】北区は女性5人がしのぎ【多摩地域】北多摩第三 浮動票に注目

【都政新報2020年6月30日号】

 都知事選と同日に執行される都議補選は26日、告示された。大田区、北区、日野市、北多摩第三(調布市、狛江市)の4選挙区で、欠員は各1人。 

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 北区では、都民ファーストの会が元宝塚歌劇団で小池知事の秘書を経験した天風いぶき氏(35)を擁立。自民党は元区議会議長の山田加奈子氏(49)を公認し、全面対決の構図だ。公明党は山田氏を推薦している。
 一方、東京維新の会は音喜多駿参院議員(元都議)の下で政策スタッフを務めた佐藤古都氏(32)を、立憲民主党は聴覚障害を持ち、「筆談ホステス」として知られる斉藤里恵氏(36)をそれぞれ立てた。更に告示直前には動画配信業で諸派の新藤加菜氏(27)も参戦し、立候補者が全て女性という混戦となっている。
 大田区では、都議会自民党で政調会長を務めた鈴木晶雅氏(62)、立憲民主は元松下政経塾生の松木香凜氏(27)、維新は柳ケ瀬裕文参院議員の秘書だった松田龍典氏(33)が立候補した。その他、諸派・無所属を含めて計6人の乱戦となっている。
 日野市は自民、共産の一騎打ち、北多摩第三は自民、共産、生活者ネットが三つどもえの戦い。

 投開票は7月5日に行われる。

北区~女性5人乱立で情勢混沌

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