都議補選/各党本選の足掛かりに/北区 百花繚乱の激戦に/大田区 自民、維新、立憲の三つどもえ

【都政新報2020年6月2日号】

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 都知事選と同日の7月5日に行われる都議補選の構図が固まりつつある。特に注目されているのが北区(欠員1)だ。自民党と立憲民主党、東京維新の会がそれぞれ女性候補を擁立したのに対し、最大会派の都民ファーストの会は小池知事の側近が参戦する方向で調整。都知事選では自民党は党本部が小池知事の支援に傾く一方、都議団を中心に遺恨が根強く、今回の都議補選を機に対立が深まる可能性がある。

◆北区 百花繚乱の激戦に

 都議補選は6月26日告示・7月5日投票の日程で、大田区、北区、日野市、北多摩第三(調布、狛江)の4選挙区で行われ、欠員は各1人。このうち、北区では2019年に音喜多駿氏(あたらしい党)が北区長選に伴って辞職し、欠員が出た。ここでは女性の候補が複数立候補する見通しで、激戦が予想される。

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